カテゴリー別アーカイブ: アンゲルゼ

アンゲルゼ4 永遠の君に誓う

クリスマスでの遙や覚野との再会は泣かずにはいられなかった。なけなしのお金でプレゼントをして母に「泣くわよ」と言わしめたシーンは感動的だった。僅か半日しか一緒にいられなくて遙はまた涙が枯れるまで泣き続けるだろうけど、あとは敷島が、陽菜が戻ってこられるまで遙の側にいてあげてほしいね。

覚野とはもう一度熱いキスがあると期待していただけに抱擁どまりだったのは誠に遺憾。ペンダントのお返しとして誰がどう考えてもその場でキスが最適解だったろうに。もしくは覚野の方からお返しはコレでいいと唇を奪うのもあり。何と言ってもこれは乙女専門のコバルト文庫なんだから!

マリアとの会話で、今までの可愛らしかった雰囲気が崩壊したのはかなりショックだった。人間と仲良くしていけると思っていたのにまさか死ね死ねと思っていたとは・・・。共存するなら全員人工血液だなと考えてたけど、もうこれ共存は無理。殲滅しかない。陽菜がこいつらを全て制御できるならこの限りじゃないが無理そうだしな。

人間とアンゲルゼの共存を陽菜は望んだが、これから覚野達はそれを実現出来るんだろうか。
いや、無理だろう。いや、そうではなく、平和が訪れるだなんて全く想像できないが、もし奇跡が起きるのなら、陽菜の望む未来を叶えてあげて欲しい。
アンゲルゼ4 永遠の君に誓う

アンゲルゼ3 ひびわれた世界と少年の恋

話があまり進展してないのに次で終わり。しかもあとがきで終了予告が無いということは打ち切りかー。コバルト文庫じゃなく電撃あたりで出せばもっと売れたのに非常に惜しい。まぁどう終わらせるのか楽しみにしておこう。

陽菜のことを心配してくれる覚野と楓の存在が心地よかった。巻き込みたくない陽菜はずっと黙りだし余計に心配になっただろうけど、図らずも体育祭では一生の思い出になる写真をたくさん撮れて、陽菜が生き続けられる理由の一つになったんじゃないかな。さらに覚野の固い決意も陽菜に届いたし、陽菜は一人ぼっちではないことを忘れないでいて欲しい。

初の実戦では速攻でマリアが爆死したのかと焦った。マリアは動体視力や反射神経が桁外れだろうし銃撃や爆弾で被弾するだなんてありえないと思っていただけに、こんなにあっさり負傷するとはかなりガッカリだった。これを教訓に頑丈な盾でも装備してはどうだろうね。
アンゲルゼ3 ひびわれた世界と少年の恋

アンゲルゼ2 最後の夏

女流作家によく見られる気がするんだけど、女性キャラの心理描写や思考がとても生々しいように思う。それでいて陽菜は気分が高揚したり落ち込んだりと波が激しくて見てて飽きが来ないね。やっぱ2位だけのことはあって良作だと感じた。

敵アンゲルゼがまだ現れてないので正義がどうなっているのかわからんけど、敵もちゃんとした思考を持っているようなので単純に人間側だけに正義があるという風にはならないかもしれんね。しかも残り2巻で終わり。次は急展開しないと纏まらないかも。

陽菜にべったりのマリアが可愛らしかった。感情を持っているマリアを戦闘兵器として利用するというのは精神的にキツイだろうに、陽菜の苦しみは察するに余りある。あとマリアが血の食事を見られて動揺し、陽菜がそれは何でもないことだと慰めるシーンが印象的だった。どちらの配慮も尊いよ。

湊は次巻で死ぬんじゃないかと思えるほど陽菜とイチャつこうとしてくるね。その気もないくせに。でも陽菜にとっては心が安らぐ存在のようだしもう暫くは生きておいて欲しい。でも覚野ルートに行ったとしてもアンゲルゼウィルスが移るし何もできないのが可哀想ではある。陽菜の寿命の方はどうやら例外になりそうだが。
アンゲルゼ2 最後の夏

アンゲルゼ1 孵らぬ者たちの箱庭

二度押し寄せる鬱展開には勘弁願いたいが、エヴァとマクロスをミックスしたような話はそこそこ面白かった。

湊と出会ったことで陽菜の視野が広がり、遙の再婚に賛成するまでになったのは大変微笑ましいところだった。その恋する乙女の豹変ぶりにピーンときたところとかいい流れだったんだけど、実は遙も含めて超監視陣が敷かれていたってのはショックだろう。せっかく心を開けたのにね。

天使病の感染過程がエグイ。シュロッサー型だと身近な大切な人に感染するし、体が全て別の存在に入れ替わるしで尋常じゃない。理子も死ぬ間際に懺悔してたけど、死ななければならないほどの落ち度は無かっただけに、あまりの理不尽さに皆はこれから苦しみ続けるんだろう。

でも陽菜は天使と共鳴出来る数少ないアンハッチだから、天使になった理子を起点にして、天使を滅ぼす方法ではなく共生の道を模索して欲しい。
アンゲルゼ1 孵らぬ者たちの箱庭