カテゴリー別アーカイブ: 世界平和は一家団欒のあとに

世界平和は一家団欒のあとに10 リトルワールド

最終話にして絶妙のバランスで締めくくったように思う。事態の深刻度は地球がどうのこうのというレベルからは遥かに遠く、しかし最愛の人と決別するという深刻な危機があった。軋人からの愛の告白を受けたらコロッと兄から離れた香奈子ではあるが、それくらいのシンプルさとLOVE&PEACEがとても心地よかった。

柚島家の伏線はシリーズ当初から張られていたのかな?死者を生き返らせるかどうかは最後に相応しいテーマだった。兄としてはもっと冷静に今の境遇を見渡して計画を判断してほしいところだったが、手段が目的になってしまって残念な暴走をしてしまったね。

でも兄の能力であるとこの盗賊の極意(スキルハンター)は使い方次第で面白そうだった。美智乃から香奈子へスキルの移植が出来て、さらに能力は成長するとなれば、皆にいろんなスキルを移植して万能になれるんじゃないかな。器用貧乏で終わるかもしれないけどねぇ。

さてさて、軋人と香奈子とその他大勢がこれからも幸せでありますように。
世界平和は一家団欒のあとに10 リトルワールド
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世界平和は一家団欒のあとに9 宇宙蛍

これ全十巻で終わりなのね。もう終わるのなら読もうかと、重い腰を上げてみたけど残念な出来だった。

七歳くらいの幼女を柚島と軋人が嬉し恥ずかし子育て・・・という展開だったならLOVE度が期待できてよかったのだが、実際はそうではなく、ダラダラと話が長いだけで策もなく冴えないまま終わった。

幼女を謎の二人組が連れ去ったからって一体どうなるの。しかも自作自演バレバレだし一生逃亡生活するわけにもいかないし、本当にどうするのそれ。こんな無駄な手を使った七美には呆れるしかなかった。

まぁ、エピローグで実行してるあれだけど、結局のところ『人権』に訴えていくしかないわな。新たな知的生命体を発見し、友好的だと証明し、全マスコミを使って注目を集めれば幼女の保護は叶うだろう。これが正解だったね。

七美は旅に出て当分帰ってこないわけだが、その間軋人が頑張るしかないってのはある種のリミッターがかかってるようなものだな。せいぜい町内会の危機が訪れるくらいかねぇ。
世界平和は一家団欒のあとに9 宇宙蛍
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世界平和は一家団欒のあとに8 恋する休日

満を持してのLOVEパートきたこれ。しかも一応の本筋である家族愛とバトルとのバランスも絶妙だった。特にバトルの方は大事な人を守られるのかどうかの問答がメインだったし、負けられないにしてもあまり切羽詰まった感が無くて安心してみていられた。まぁ現状で美智乃と一緒に歩んでくれる人が誰もいないというのは確かによろしくはないが・・・。

軋人より柚島の方がちょっと素直になってみたって感じだったかな。柚島からのかすかなLOVE AIRを生かすも殺すも軋人次第だったが、なんとか映画に誘えていたしギリギリ及第点か。残念ながらトラブルで映画は流れたけど、その時に柚島が今度また連れてきてねって言った時はクラクラっときたよ。正ヒロインが一体誰なのか思い知らされた。

二人でのお泊まりでは目隠ししての一緒のお風呂とか手足縛って一緒のベッドとか期待していただけに少々残念だった。
世界平和は一家団欒のあとに8 恋する休日

世界平和は一家団欒のあとに7 ラナウェイキャット

存在しないことになっていたはずの刻人がまさかのメイン、しかも彼女ゲットするとはまたもや兄涙目w いやしかし梢は可愛いなぁ。自分の可愛さを自覚しているところがちょっと小悪魔的で苦手だけど、柚島のように隙を全く見せない女よりは見てて面白い。柚島は・・・、膝枕を出し惜しみしすぎだ。

梢に宿った情報統合思念体の喋り方からしてそんな悪い奴には思えなかったんで、軋人達の追跡劇はどこか冷めて見てしまった。星が爆発した云々も自業自得だしねぇ。あと七美を活躍させないためにあれこれ理由付けすぎな気がする。今回は強者同士が戦ったら地球がもたないで、前回は七美は魔法耐性が無いとかありえない理由付け。どうせなら宇宙の彼方に出張中でいいじゃん。

予知通りにならなかったのは梢の信じる心を勝ち取ったからって、ちょっと青春臭くて恥ずかしい展開だねw その恥ずかしさに負けないくらいに、地球が滅びようとも梢を守ろうとした刻人も同類か。刻人に愛があったのかどうかは定かじゃないが、とりあえずきっと愛は世界を救うんだね。
世界平和は一家団欒のあとに7 ラナウェイキャット

世界平和は一家団欒のあとに6 星弓さんちの非日常

きっついわぁ。話が全然面白くないからせめてラブ分を摂取したいんだけど、あんまりそういう展開にならないんだよね。そもそも柚島の出番が少ない。お互いに気がないそぶりをし続けているからラブが一向に進まなくてつまらない。残り2冊で魅せられないようならもう切り捨てるぞ。

美智乃に彼氏が出来そうでシスコン軋人が涙目だったのがお約束的展開でよかった。なんだかんだ言いながらも美智乃の夜の散歩に付き合ってあげるのが優しいお兄ちゃんしてて微笑ましかった。その気配りを妹だけでなく柚島にも出来たらいいんだが。
世界平和は一家団欒のあとに6 星弓さんちの非日常

世界平和は一家団欒のあとに5 追いかけてマイダーリン

今度の異世界からの使者はムサイ男とかテンション下がるわぁ。しかもお約束で「お姉ちゃん助けて」だもんな。軋人は本当に弱い。これからは正義の味方と名乗らないで欲しい。弱いんだからさ。

異世界に行ってみるという展開は1冊2冊くらいならありだと思うが、それが象徴として異世界に定住してくれとなるとそうもいかないね。親離れというものを持ち出されるとちょっと反論し辛いけど、オヤジが言っていたように「異世界なんてどうでもいい」ってのが今も昔も揺るがないスタンスで、選択に正解が無いのなら我を押し通すのが一番よいのかもね。しかしこうオヤジのブロックが激しいと、異世界への武者修行の旅とか絶対に無さそうだなぁ。
世界平和は一家団欒のあとに5 追いかけてマイダーリン

世界平和は一家団欒のあとに4 ディア・マイ・リトルリトル・シスター

まぁこんなもんだよなぁ。連続でいいシナリオにするのは至難の業か。それでもぼちぼちいい話ではあった。最年長の彩美が活躍するなんてそう無いし、しかも彩美の黄金時代は大変可愛らしかったし貴重なものを拝ませて貰いました。

地味な柚島香奈子をなんとかからませようとママにしてみたり、パパは当然に軋人だったりと既成事実が少しずつ積み重なってきたなと。まだエルナの余韻が抜けきらないから甘い急接近がなくて残念ではあるが。

刻人は存在そのものが危ぶまれる要らない子だったから、もう最初から存在していなかったことにしてもいいよね。もしくは80年間ほど海外に留学とかさせてみてはどうだろうか。男が二人ってのは多すぎるし。

さぁ彩美の高校時代について。ヒロイン的立場の者が軋人以外の男を愛するなんてちょっと気にくわないところだけども、鈍感な朴念仁の竜助になら彩美を任せられるなとも思う。彩美が甲斐甲斐しくも竜助に食事を作ってあげたのは普通ならストライクど真ん中だったのに、鈍い竜助にはあまり効果がでていなくて残念だったねw

軋人は一応主人公だし昇り龍でなければならないのに今回の戦闘は全て無様で失望を隠せない。ちょっと腕の立つ一般人と互角かそれ以下とか失笑ものだった。今の17歳くらいが力のピークだろうからこれ以上強くなることはないわけで、誰か強い敵が現れる度に「お姉ちゃん助けて」と呪文を唱えるんだと思うと情けない。

魔女若過ぎ。話の中盤に入る頃までに魔女が姿を現さなかったし、これは身近な人物だなと思った。17歳前後なのに窃盗罪で全国指名手配されるとはお気の毒だよね。んでシュウの自首勧告でシュウを殺したという展開は必要だったのかと疑問。シュウからすれば愛華の幸せが最も大事だろうから、シュウが独りで元の世界へ帰って魔女は倒したと嘘をつけば愛華の平和は保たれるし、後でシュウがここに戻ってくれば万々歳じゃん。愛する人を殺めさせた筆者は鬼畜だなぁ。
世界平和は一家団欒のあとに4 ディア・マイ・リトルリトル・シスター

世界平和は一家団欒のあとに3 父、帰る

なんという大穴。めちゃくちゃ面白かったぞ!序盤からのラブコメ3500%増量(当社比)、さらに中盤で謎の美女エルナが敵なのかどうかでソワソワ、終盤では目頭が熱くなる大激突!勇者様御一行がこんなに楽しいものになるとは、今巻は筆者の真価が発揮された傑作だと断言しておきたい。

軋人のキャラデザが第一巻と比べて三歳ほど若く見えてヒョロヒョロしてるのがなんか嫌だ。見返してみたら第二巻から若返っているらしい。

柚島香奈子と軋人のカップリングを美智乃が公認したのは今巻が初かな?二人を引っ付ける方向で行くはずなのにエルナが最大の本命になってしまったのは柚島がちょっと可哀想だった。まぁエルナの再登場は無いだろうけど。でも再登場してほしいよね!軋人じゃ勇者は荷が重いが。

エルナのハチャメチャな性格がいい。それでいて死ぬ危険のある魔王討伐依頼を取り下げる優しさも併せ持つ本当にいい娘だな。父の気持ちもわかるけど、なんとか救ってあげたかったね。それだけの実力を持っているだけに悔しい。

あー、筆が進まないのでここまででいいや。
世界平和は一家団欒のあとに3 父、帰る

世界平和は一家団欒のあとに2 拝啓、悪の大首領さま

やっべつまんねー。悪の組織を壊滅させてその後のアフターケアをするって視点は結構斬新だとは思うが、しかしそれが面白いのかというと冒頭の一言で一蹴せざるを得ない。

悪役の家系ってことで思いつくのがカースト制度。その身分から逃れられないというほど強固なものじゃなかったのは救いだった。夢が破れても新しい道を進もうとするオヤジにはさすが父親という生き様を見せられた。でも家を飛び出した不良娘への愛はクライマックスでどうして心に届いたのかちょっと納得いかないが、まぁ丸く収まったようなのでそれはよし。

柚島がヒロインとして体を張っていたのはいい傾向だ。軋人を自分のベッドに寝かせたり、軋人が人妻と接触したのを妬んだり、軋人に体を密着させてアピールしてみたりと見所がかなりあった。しかしちょっと言葉が足りないような気もする。冷静すぎるね。もっと取り乱したり顔を真っ赤にして欲しい。
世界平和は一家団欒のあとに2 拝啓、悪の大首領さま

世界平和は一家団欒のあとに1

2006年電撃小説大賞の金賞に輝いた作品。

家族全員が正義の味方でそれぞれが勇者してるってのが斬新だった。序盤では「親が勇者と言えばラムネ&40炎だよなー」なんて余計なこと思いついたりしてたけど、中盤以降は重く暗い展開で少し苦しかったが先が気になり一気に読めた。

軋人の能力は命を抜き取ることと動きの速さか。最初こそ強い強いと関心してたが能力の説明と双子の妹が死んだという話からして、まさか・・・と思わずにはいられなかった。まぁ案の定だったわけだけど、軋奈が自分を殺してと懇願してたのは酷いものだったなぁ。若干10歳同士で特に軋人の方は熟慮する暇もなく軋奈の願い通り殺す行為をしてしまったのは滅茶苦茶に暗かった。ホントこんなことを頼むなよ。

刻人はてっきり敵側に寝返ったのかと思った。軋奈を殺した軋人を憎む動機はあるからねぇ。ボコボコにして腕折って気が晴れましたか?軋奈が死んだ事情を知ったうえで尚納得できないんだろうけど、誰よりも軋人が一番苦しんでるし喧嘩をする前にちゃんと話し合って欲しかった。

弟妹は情緒不安定すぎ。美智乃の回復魔法が極まるとザオリクが可能なのか。神基準からすれば蘇生はたしかにマズイだろうけど、なら瀕死の人を完全回復させるのはいいのか?科学でクローンを創り出す技術が確立したら神は人と情報をどのように罰するんだろうか。きっと一貫性のない気まぐれ采配になるんだろう。

美智乃の能力が上がってザオリクが可能になったとしてもそれを使わなければとりあえず美智乃が狩られることはないかもしれんね。っということは、今後ザオリクをどうしても使いたい場面が訪れるということか。さて誰が死ぬのかな。

柚島香奈子はヒロインとしてはちょっとキャラが弱く感じた。美智乃がいるからかなw デレが無かったのでツンデレではないと思うんだけど、あの時膝枕をしてくれていたなら!正真正銘のツンデレヒロインになれていたのに!今後に期待しよう。
世界平和は一家団欒のあとに1