カテゴリー別アーカイブ: 文学少女シリーズ

“文学少女”と恋する挿話集1

びみょー。読み終えるのに一週間かかるほどに続きが気にならなくて時間がかかってしまった。特に美羽・麻貴・流人は好きじゃないので読むのが辛い。

でも美羽の件で1つ、童話の後日談を創作して子供達に聞かせてあげるってのは結構よいよね。何より子供が喜んでいるんだし児童館としてこれ以上の誉れはないだろうに。それに、創作を嘘と言っていたが原書と市販本でも内容が書き換えられているもんだし、市販本を真実と思っていたらミリオネアで勝てないぞ、でFA。

遠子が意外とモテモテで、近づく男を心葉がなんとなくブロックしているところや、遠子の方も秘めた気持ちを悟られないように心葉に接するとこはとても微笑ましかった。

遠子卒業後の文芸部が一体どうなったのかが気になる。短編で語られないかな。
"文学少女"と恋する挿話集1

“文学少女”はガーゴイルとバカの階段を昇る

ラノベのコラボアンソロジーっての初めて読んだ。2つの世界の融合はどれも自然でしかもキャラクターの個性がしっかりと引き出せていていた。でもぼちぼち面白くはあるけど、わざわざ読むほどのものでもない。特に2作品融合でどちらも知らない場合は読むのが辛い。『天栗浜のガーゴイル』だけ読み飛ばしたよ。

アンソロはやっぱ普段出来ないことをやってこそだと思うんで、井上堅二が書いた文学少女で心葉が女装する話はナイスキャスティングだなと。遠子も女装に大喜びだったし女装ネタは続編があってもよいね。

あとは櫂末高彰が書いたバカテスで、木下秀吉が翔子の声真似で雄二を欺いたのがナイス。もう秀吉が演劇部員だっていう設定みんな忘れてるんじゃない?w ほぼ使われなくなった設定を掘り起こしたところがよかった。
"文学少女"はガーゴイルとバカの階段を昇る

“文学少女”と神に臨む作家 下

今まで何度裏をかかれたか分からないほど色々とミスリードさせられたが、消えてしまうのかと思っていた遠子が幸せを掴むために帰ってきてくれて本当によかった。愛より作家への道を遠子が選んだときはもうダメだと思ったよ。

自由の象徴の為に麻貴が18歳で妊娠出産したのはどうなんだ。百歩譲って、どうやら本気で流人を愛していたようだしそこはまぁいい。だが最初から結婚するつもりなんてさらさらなかったんだし、自分の自由の為でなく生まれてくる子供のことを想えば妊娠は軽はずみすぎる行為だった。

このシリーズで最大の貧乏くじを引き当てたのは間違いなく琴吹ななせ。あんなに好き好き大好き愛してる!だったのに、心葉の心は年上の女に盗まれてしまって可哀想。6年経ってななせが新しい恋を見つけてくれてたらいいけど、どうも不器用そうでなぁ。もう吹っ切れてるって言葉が本心であることを今は願うしかない。

他、感想が出てこないのでもういいか。本編はこれで終わりで残すはアンソロの『ガーゴイルとバカの階段を昇る』と『恋する挿話集』。まだ手元にないから別の読むかね。
"文学少女"と神に臨む作家 下

“文学少女”と神に臨む作家 上

流人がうざい。心葉には遠子の方がお似合いだとか一瞬頷いてしまいそうなところだが、琴吹ななせの愛情だって・・・風前の灯火。いやいやいや、ななせは可愛いよななせ。

あれだ、流人はラストスパートをかけるタイミングを誤った気がする。心葉とななせが付き合ったりする前に遠子を心葉の嫁にしておけば事態はもう少し好転してたかもしれないのにね。前世の経験は伊達だったのか。

遠子のシュークリームの話はとてもよかった。心葉のマズい三題噺をいつも全部食べてくれたから自分もシュークリームを残さず食べると決めた心葉は男前だった。まぁこの思いやりを琴吹ななせにも向けてほしいなと思わなくもないが。
"文学少女"と神に臨む作家 上

“文学少女”と月花を孕く水妖

僅かな事柄から全く別の真実を導き出す文学少女の『想像』が今回も美しかった。まぁ・・・、これで終わってくれれば良かったのに最後の流人と麻貴の情事は一体どういうことだ!!!キモイし汚らわしいし尻軽女だし最悪すぎ。文学少女の余韻ブチ壊死。せめて結婚云々は高見盛か高なんとかっていう人としたとかいうオチにしてくれないと情緒不安定になりそうだ。

秘密を知るために若干12歳の魚谷を精神的に極限まで追い込んだのはやり過ぎだ。しかも猟銃をブッ放し手を血に染め、尚かつ麻貴が即死するのも想定内なシナリオとかどんだけー。もちろんビッチな麻貴は死んでもいいが。

今回はまさか妖怪が出てくるのかとちょっと期待してたけど流石になかったか。もしそんな非現実的なモノが出るなら文学少女が幻の存在とかいう話もありえてきたんだが。でも今生の別れは確実っぽいし、泣いちゃうかもしれんけど次の最終巻が楽しみだ。
"文学少女"と月花を孕く水妖

“文学少女”と慟哭の巡礼者

ぶっちゃけ朝倉美羽がどうなろうがどうでもよかったので、さっさとこの話が終わってくれて清々した。これで心葉も気を失うようなトラウマから解放されたよね。落ち着いたところでそろそろ真剣に琴吹ななせのことを想って貰えませんかねぇ。

あぁ、全国一千万の琴吹ななせファンにとって、心葉がななせを信頼しきれなかったところでは純粋に心から心葉を殺してやりたくなりましたよね。心葉は美羽ばかり見てななせに一切フォローを入れなかったし、もうどうしてくれようかと笑えてきた。やはり告白された側というのは気持ちの高鳴りが弱いのかな・・・。

芥川ってマゾだよね。壊れた美羽にせっせと尽くし罵倒されることに快感を感じているだなんて。この変態め。芥川の元カノの話の時は復縁してもおかしくないノリだったけど、改心した美羽の受け皿のために元カノとは縁が切れたんだなと。

ここに来て一気に謎になってきたのが文学少女。この世に存在しないはずの人間ってなんだ。それに原稿の件と志望校の件も。なんか意図的に志望校を隠しているような気がするんだが。
"文学少女"と慟哭の巡礼者

“文学少女”と穢名の天使

売春とか局所的に暗い部分もあったけどこのシリーズとしては序の口の暗さだったように思う。やはり琴吹ななせが前面に出てくると華やかさが違うね。オペラ座とか些末なことは完全スルーして、それより琴吹ななせの感情を聞けてとても充実した一冊だった。

夕歌の罪を知っても尚助けたいと言った琴吹ななせの優しさはとても眩しかった。揺るぎない友情を抱ける親友がいるっていいね。夕歌もななせを大切に想ってくれていたし二人が笑顔で再会できる未来がもう望めないのは寂しい限りだ。

朝倉美羽の方は記憶が戻ったのか傍若無人な小悪魔ぶりで琴吹ななせを攻撃しててちょっとムカツク子ですね。ヒロインが三人いる中で誰が心葉を射止めるのか・・・。本命は文学少女だろうけど、ここは琴吹ななせを応援したい。夕歌の分まで幸せになって欲しい。
"文学少女"と穢名の天使

“文学少女”と繋がれた愚者

鬱展開に嫌気がさしてこのシリーズを否定しているコメントをググってダヨネダヨネと同意しつつ、こラす2009で1位はないわ~っと思い、それって『文学』って単語に脊髄反射で万歳三唱しているだけなんじゃないかと愚痴り、でも最終巻以外は全部もう買っちゃったんだよねぇ、それと最終巻サブタイの『神に臨む作家』ってフレーズはなんかかっこよくて気になるな・・・っとモンモンとしていた。はい過去形!

しかし230ページ目のところで琴吹ななせが

更科が『あの女のせいよ!』って叫ぶのを聞いたとき、自分の姿を見てるみたいでぞっとした。

と言った場面からゾクッとする面白さがこみ上げてきて、さっきまで嫌々読んでいたのにこれ以降は正反対の気持ちで読めた。何が心の琴線に触れたのかを言葉にするととてもチープになりそうなのがくち惜しいが、今までどうでもよかった芥川と更科の話が琴吹ななせと美羽にオーバーラップし、ただ消化するだけの話だと思っていたのが突然物語の重要なところに少し触れてきたところが衝撃的だった。

他にも天野遠子が全てを投げ出した心葉を優しく包み込んで再び立ち上がらせたり、未だ振り切れないでいた芥川に檄を飛ばす独白は素晴らしいの一言。鬱を尽く吹き飛ばした展開にこのシリーズの真価を見たように思う。本当に読んでいてよかった。

最後の、朝倉美羽の名前には驚かされた。てっきり死んだものと思っていたが・・・。
"文学少女"と繋がれた愚者

“文学少女”と飢え渇く幽霊

やっぱミステリーは僕には向いてないわ。誰かを憎んだり呪ったり殺したりな話は読んでいて苦痛以外の何ものでもない。話の前半は和やかに進むしどうせ読むならそこだけ読んで気楽にいきたいよ。残り4冊買ってあるがキツイなぁ。キノも挫折気味だしその2冊も合わせれば不良在庫が6冊も・・・。

心のオアシス琴吹ななせの出番をもっと増やして欲しい。100倍ほど。ツンツン娘は人類の宝だね。心葉に近づく女には全部チェックを入れているのが可愛らしかった。琴吹ななせが遠子に近づいたのは尊敬しているからってよりも一番心葉に近くて警戒に値し、さらに心葉の情報を引き出す狙いがあるんじゃないかな。

琴吹ななせが入院してるときに心葉が来てドキドキってのがいいねぇw どうせなら体をタオルで拭いているときに出くわすとか体当たりのハプニングがあったらなぁ。

ところで心葉が小説家だったという話は遠子にも琴吹ななせにもバレてるようだね。琴吹ななせは美羽繋がりかな。まぁ暗くなるんだろうけどそこは琴吹ななせの愛で明るくお願いします。

数字の暗号は平仮名の順番だと予想できたけどまさか「か」行から数えだすとは気づかなかった。
"文学少女"と飢え渇く幽霊

"文学少女"と死にたがりの道化

中盤からが暗い。殺人事件や犯人が出てきたしミステリーなのかとも思ったが、まぁなんのかんので最後は盛り上がって綺麗にまとまったな。筆者曰くシリアスな展開で進むらしいしミステリーが苦手な僕としてはちょっと辛い。

そういえばこれ人死にすぎじゃないか?10年前に2人、数年前に2人、現在は自殺未遂が1人・・・。きっつー。序盤ではツルペタ遠子先輩との変なトークを楽しんでたというのに、どこで次元が狂ったのか自殺のバーゲンセールに。

太宰治の人間失格という本は読んだことなかったのでこの作中での引用は心葉の内面でのことなのかと思い、それはそれはダークな心情を抱えているんだなと誤解してしまった。しかし美羽とミウからしてまだ明らかになってない話が必ずやクワドロプルDARKな展開になってくれそうだ。

千愛の七変化には驚かされた。どこの女優さんですかというぐらい演技が上手くて始終騙されました。愁二の件ではきっと幽霊に恋したんだと思っていたら、まさかの囮捜査だったw

琴吹ななせは暗くなりがちなストーリーに色を添える一輪の花のようだった。デレは無かったけどわかりやすいツンツンで本当に可愛らしいw べ・・別に心葉のことが気になってるわけじゃないんだからねっ!

何か本筋での感想を書きたいところだが暗さ故か思考停止して何も思いつかないのでもういいや。このシリーズは手元にあと4冊あるのでハートフルコメディとかに方向転換していて欲しいなぁ。
"文学少女"と死にたがりの道化