カテゴリー別アーカイブ: 狼と香辛料

狼と香辛料XVII Epilogue

ロレンスの店は湯治宿とはねぇ。てっきり雑貨商みたいな普通の店を持つのかと思ってたけど、ホロの鼻で温泉を掘り当てて開業するとはとてもいい案だね。ただ今まで培ってきた商人としての実力を今後は発揮する機会がなさそうだ。

ホロの笑顔を素直には受け取らないロレンスに笑ってしまった。ホロの機嫌に気を回しすぎだけど、それだけ好きでたまらないんだろう。あと食欲が落ちていた件は全然気づかなかったわ。まさかのご懐妊。サプライズ結婚式に縁の女達を呼んで幸せを見せつけることになりそうだな。エーブあたりは笑顔が引きつりそう。

これ以上はないハッピーエンドを迎えた。ロレンスとホロと愉快な仲間たちが末永く幸せでありますように。
狼と香辛料XVII Epilogue
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狼と香辛料XVI 太陽の金貨 下

またもや為替の話か。何かトリックを使うとなれば必ず為替になってしまうのはちょっとがっかりだな。あと教会は利子を認めないってどういうことなんだろう。異教の街スヴェルネルで教会を引き合いに出すのも違和感があった。それでもロレンスの唯一の見せ場、最後の最後まで活躍がなくてハラハラさせられたが、きっと逆転の策を巡らせると信じていたよ。

傭兵同士の茶番は相手側が裏切るかもと衝突の度に嫌な緊張をしていたら案の定やってくれた。デバウ商会は腐っても商人だろうに、傭兵を雇い戦争を仕掛けて奪おうとする様は死の商人を彷彿とさせた。デバウが追いかけた理想がどうしてここまで歪んでしまったんだ。とりあえずはヒルデが今回は勝ったが、実権を取り戻す所まで本当に行けるのか、まだ油断ならない。

ケチの付いたレスコだけど事態が終息するならロレンスには戻ってきて欲しいな。自由を標榜する都市にあれほど感銘を受けていたんだから、店を構えるならレスコであって欲しい。そして隣にはホロがいて、その腕の中には仔がいればいいね。もし年月が経ってロレンスがいなくなっても、仔の成長を見守ることで寂しさは紛れるかもしれない。もうホロは独りじゃないよ!
狼と香辛料XVI 太陽の金貨 下
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狼と香辛料XV 太陽の金貨 上

デバウ商会の悪巧みを看破せずに店舗を買う決意をした時は、その勇み足にあんたんとさせられた。でも仮に失敗してもホロは変わらずそばに居ると言ってくれたのは心強いね。結果的にロレンスの決断は正解だった。しかもデバウ商会の狙いも直前に察したし、流石は賢狼ホロが見込んだ男だな。

ロレンスの店の名前を考えるホロが、仔の名前をも匂わせたのはニヤニヤが止まらない。17巻目の表紙を見てしまっているだけに。ただ次の16巻目は何やら不穏なことが起ころうとしているから、ロレンス気をつけるんだ。
狼と香辛料XV 太陽の金貨 上
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狼と香辛料XIV

後半まではつまらなくてどうしようもなかったが、まさか司祭代理のエルサ・シュティングハイムがロレンスの恋路に発破をかけてくるとは思わなくてここから一気に盛り上がった。本当に愛しているなら最後まで離れるなというところかな。エルサもエヴァンにもっと大胆に迫られたいようで微笑ましいが、大胆に迫りすぎたロレンスがホロに殴られたのはご愛嬌か。

いやそれにしてもエルサ自身が司祭になりたくない理由がエヴァンと結婚できなくなるからか。それは乙女の一大事だな。
狼と香辛料XIV
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狼と香辛料XIII Side Colors III

黒き騎士エネクの話は面白かった。牧羊犬だけど主人のノーラ・アレントを守るべくいつも側に居るのが微笑ましい。それとお互いがすごく信頼しあってたのがよくわかるエピソードだった。ノーラが仮初の助司祭になっても、エネクが一緒にいればこれからの困難をきっと乗り越えていくだろう。
狼と香辛料XIII Side Colors III
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狼と香辛料XII

戦闘モードのロレンスはほとんど無く、緊張感も無いので読んでいてだらけてしまった。唯一の見どころは絵画商ハフナー・ユーグとの掛け合いか。羊のユーグと狼のホロという食物連鎖な関係が面白かった。この時のホロのギャグが冴えてて、ユーグの恩師のハスキンズ翁のことを「筋張ってた」と言い、ロレンスが「筋をきちんと通す方」とフォローを入れ、ユーグは「翁に何をした!」ってくだりは最高だった。
狼と香辛料XII
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狼と香辛料XI Side Colors II

エーブの駆け出しの話かぁ。信義誠実なこの頃のエーブが後に冷徹な商人になるのかと思えば、服の取引が無事で済むはずが無くて読むのが怖かった。でもまぁ、女を捨てきれていないエーブも可愛らしいやね。修羅の道へ進まずに元貴族の娘として、まともな家に嫁いでいても平穏でよかっただろうにねぇ。

ミルトンを債権で縛ってその技術を手中に収めるとはいっても、払い終わったらそこで関係は終わりなんじゃ?利子無しの契約だしその債権を手に入れてもどれほどの価値があるのかわからんかった。
狼と香辛料XI Side Colors II

狼と香辛料X

素晴らしい一冊だった。商人同士の駆け引きや説得がとても面白くて見事としか言いようがない。歴戦の商人達を相手に一介の行商人が立ち回ってみせる様は爽快だね。

商売の計画は、いつだって始める前は完璧だ。

これまでの旅を思い出してみても、ほぼ全てに当てはまりそうな名言だ。もちろん苦笑付きで。予想し得ない逆境に見舞われても三人で立ち向かえばきっと乗り越えられるし、そうやって互いの信頼が築いていけるってのは素敵だなぁ。

他、気持ちが空回りして言葉にまとまらないから、感想終わり。短ッ。
狼と香辛料X

狼と香辛料IX 対立の街<下>

今回はホロが奥ゆかしく裏方に徹していたね。ビビる亭主を落ち着かせ、いざとなれば自分を頼れと言ってくれた。いい嫁さんだな。

金貨のトリックを暴いた時にホロは一緒に修道院に行こうとしなくてドキリとした。最悪の場合ホロがロレンスから離れるということもあるからねぇ。相手を想うからこそ去るという話もしたことだしこの展開は怖かった。幸いにしてコルと帰りを待ってくれていたのには本当の家族のような安らぎを感じられた。

ホロですら未だにロレンスとキスをしたことがないのに、エーブが別れ際にちゃっかりとしていったのはなんともよい展開だw キスの音にまで気づくとは流石ホロ。ロレンスはどちらの娘を選ぶつもりだと詰め寄られたかもしれないねw ネチネチ怒るホロも見てみたいなぁ。
狼と香辛料IX 対立の街<下>

狼と香辛料VIII 対立の街<上>

エーブとはもっと険悪な感じになるかと思っていたけどあの騙された件は騙される方も悪いということなのかもう不問だったね。それにしてもエーブの大物ぶりにはちょっと驚いた。今から成り上がろうとする一商人じゃなくてすでにVIPじゃん。商人としての実力もさることながら元貴族というのはかくも価値があるものなのかねぇ。

「対立の街」がロレンスとエーブのことではなく南北の街のこととは後半まで気づかなかったが、イッカクを釣り上げた北の船を南が拿捕するなんて海賊行為なんじゃ?拿捕した南に正義はあるんだろうか。イッカクはリュミオーネ金貨で1000枚越えるとか言ってたっけ。海は危ないけど商人やるよりも漁師になる方が夢があるなぁ。

エーブとは仲良くしてほしかったが事態はそれを許さんね。南の蛮行には呆れるが少し前にローエン商業組合に助けられたこともあるし仁義は大事だよな。となると北代表のエーブとは南側として対立することになるのかぁ。むしろエーブこそ商人として南側に協力せいと。命がけだが。

本日のホロ。レイノルズが修道女のようなホロを値踏みしたときにホロが控えめに隠れてロレンスにひっついたのがめちゃくちゃ可愛らしかった。あのお茶目な顔が大好きだw
狼と香辛料VIII 対立の街<上>