カテゴリー別アーカイブ: 魔女の戴冠

魔女の戴冠 ラ・ドルチェ・ヴィータ

足長おじ様な話だった。特には波乱も無く6年を経て運命の足長おじ様とゴールインとは、まるで少女漫画のような展開だね。それでも求愛に戸惑うチェチリアや脅迫を受けるアーダルベルトなど、見所があって十分面白かった。

エドは事件があるときにいつもチェチリアの近くにいたから絶対にこいつが黒幕だと思った。ダニエーレの家邪魔だなって言ったら直後にダニエーレ夫即死ってタイミングが露骨すぎ。まぁ残念ながらチェチリアの恋人候補が犯人という波乱がなくて肩透かしを食らったが、結論が出るまでドキドキさせてくれたし結果オーライか。

キアラの恥ずかしい生写真の件は大変よかった。欲を言えばもっとアーダルベルトが壊れててもいいと思ったけどね。「キアラよりもっと可愛い子」のところだと「そんな子がいるわけがない!」と言ってみたりね。ってかこの二人付き合ってるの?外伝でちょっとその後を書いてほしいな。

プリシラの夫がアントニオの親方である可能性は意外なところに素敵な落ちが付いた。
魔女の戴冠 ラ・ドルチェ・ヴィータ
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魔女の戴冠III

子孫を残すことを厳命された一族でるアルベラの境遇には同情するところもあった。教皇庁の指示通りに他人との子供を産み続けるというのは人としての尊厳が全くなくて心が壊れてしまうだろう。その悲痛な思いをキアラは受け止め、さぁどうするんだというところで物語は終わってしまったが、いつの日かキアラとアーダルベルトがこの負の連鎖を断ち切ってくれることを望む。

始祖イネスまでもが蘇生術で不死になっていたとは少々驚いた。しかも生き地獄を味わわせるために蘇生されたってのが凄い発想だった。それにしても聖人達はドロドロだなw

セイオンはかつて検邪聖省の実働部隊を軽くあしらったことがあるほどの強者なのに、女学院の生徒と教師にフルボッコにされたのは何の冗談なのかな。それと爆弾付き首輪を身につける合理的理由もなかった。せめて牢から出る前に強制されてる描写が必要だったね。あとチェチリアが家業のケーキ屋を継いだというボケは全然面白くなかった。

アーダルベルトとブラントミュラーの男同士の恋バナよりもキアラとリィリィの視点からのそういう話を聞いてみたかった。一つ屋根での逃亡生活はどうだったの、きっと桃色吐息な展開があったに違いないから。
魔女の戴冠III

魔女の戴冠II

この程度の作品を「超急展開、今一番見逃せない作品に!」と煽るのは大変遺憾。

冒頭でのアーダルベルトと老人との会話は奥手な青年を焚きつけて追い込んでいたのが面白かった。キアラは若干13歳だし色恋はまだ早いだろうけど、暇を持て余す老人の格好のターゲットにされてしまったね。しかし微笑ましく思ってばかりもいられない。この老人がキアラ達の護衛に行くとダダをこねたから80人もの死者を出すことになったのだから。本当に余計なことをしてくれたな。

エッカルト極悪人説が捏造だったのは一巻目の伏線からして既定路線で驚くには値しない。それよりもジゼルを敵だとミスリードさせたのは見事。そもそもキアラ達以外は助ける気がさらさらないってのが全然味方に見えない所以だろう。

アーダルベルトとセイオンの戦いがこうも圧勝とはね。操人術は邪悪な魔法ってことだけど、いまいちその判断基準がわからんな。リィリィも言ってたけど魔法を善悪で一刀両断するのはおかしい。用は適切な行使が問題なんだし悪のレッテルを貼りまくってたら国家の技術力が衰退することになるぞ。

ジゼルを蘇らせたのはいったいどなた?それにアーダルベルトの弟の件も気になる。弟の墓はセレスタンが掘り返した可能性もないとはいえないがどうだろうねぇ。

ここでまさかのキアラ教皇就任説。いやそんなバカなとも思うけど、ジゼルの記憶書き換えがキアラに効かなかったくらい潜在力はありそうってことで。それにジゼルが現教皇を操ればキアラを指名することもできそう。あーってか、「魔女の戴冠」って・・・。
魔女の戴冠II

魔女の戴冠I

至って普通。2巻目で大化けすると大絶賛されているので次に期待。今知ったけど全3巻か。

リィリィは友達思いで優しくていい娘だった。特にキアラが黒魔術を使ったもんと武勇伝を大声で語ってたのをリィリィがキアラの唇を押さえてムームーさせてたのが印象的。親友の身を案じて止めてくれるなんてかけがえのない友だね。できたらもっと二人の話を聞きたかったが、全3巻となるともう余分な話は一切なさそうか。

ところでリィリィの境遇がH×Hのゾルディック家とまんまインスパイアな感じがちょっと気になる。

キアラ自体は結構どうでもいい娘だけど、その兄の兄バカぶりはとても微笑ましかった。「キアラはめちゃくちゃ可愛いんだから、めちゃくちゃ可愛い格好をしないと」って家族愛が溢れまくりだ。ここまで想われて慕っていた唯一の家族が惨殺されたとなれば心中察するに余りある。

アーダルベルトは結局のところウーゴを殺りにきていたのか。エウジェニアがウーゴ殺しをアーダルベルトの犯行だと言っていたが、当たらずとも遠からずだったね。恐ろしい娘!

それにしても他人には復讐止めろと言いつつ自分は粛々と復讐を完遂するとはなんという反面教師w エッカルトのほうは今のところ殺人鬼ということになっているけど何か陰謀でもあって嵌められたとか?でも現行犯で殺してたようだしなぁ。

あまり証拠を重視しない世界なのかエウジェニアに対する罪状認否は面白かった。黙ってたら認めたことになるとか強引すぎるw 相手を怒らせて喋らせるようにし向けるとはまぁまぁのテクニックだった。
魔女の戴冠I