第1巻
昔このラノベのアニメ版を見たことがある。舞台が私も通算10年ほどプレーしたラグナロクオンラインだったので、仕込まれてるネタがよくわかって面白かった。
但しラノベとして展開がいいのかといえばそうでもない。アニメ版の時からそういう良さは期待していない。
一巻目からすでにカップリングが成立していて、ヒロインがぐいぐいと押していく様を愛でるために読みます。
ネトゲの中の嫁が実は同級生だった、そんなあるあr・・・ねーよ!な話だね。コミュ障なアコが仲間の前でだけ元気に振る舞えるのが可愛らしい。次第にアコがクラスに溶け込み始めるのも見どころになるけど、そこはまだまだ先の話か。
アコはリア充を嫌悪してるけど、ネトゲでは夫がいてリアルではほぼ彼氏がいるアコもどう見てもリア充だな。本人はなぜかそれに気づいてないっぽいが。
ほぼ彼氏がまだリアルで陥落してないから、アコの女子力で誘惑していってね。それを期待して読み続けよう。既刊は19冊?追いつくまで何年かかるんだか。

第2巻
新人のセッテが登場。新人さんだから世話を焼いてしまうのはよく分かる。自分のギルドならほぼ養殖コースになるだろうなぁ。効率最優先だからね。
んで馴れ馴れしい正体不明のセッテから逃げて別ゲームをするのか。ここでアコが意外にもFPS適正があるらしくスナイパーを気に入っていたのが面白かった。普段とは違った攻撃的なアコも可愛い。
アコが彼氏持ちの隠れリア充だとクラスにバレたエピソードってこんなに早いタイミングだったのか。正確にはまだ付き合ってないけど、アコを学校に来させるにはカレカノのカンケイになるのが一番手っ取り早いだろうな。
アコ家お宅訪問ではアコが全裸待機してたのがいいね。いくら正妻とはいえ初めて見せるわけだから勇気が必要だっただろうな。頑張ったなアコ。

第3巻
ルシアンの愛の告白は必勝だったとはいえよくぞ言ったな。恋人になればいろいろ発展性があるから夢が広がって今後が楽しみだ。
とはいえアコからすれば夫婦が格下げされて恋人まで落ちるのはありえなかったか。この発想はなかったから面白かった。
2回目の告白も何か解釈が違ってたようだし、正確にはまだ恋人にすらなってないのか?こうなったらフローチャートでも作って現在地と今後の進展をわかりやすく解説すべきなのかもな。まぁとにかくだ、イチャついて欲しい。
ところでシュヴァインこと瀬川茜が失恋残念会を生徒会長に開いてもらっていたけど、そんな想いがあったとは知らなかったな。アコの乙女センサーが許容範囲と言っていたのはこのことか。アコの魅力にかかればたしかに茜では見劣りするわな。
ハッキングの件は癌崩なら、いやあの運営も警察沙汰にはしてないっぽいな。運営からしたら事件になってハッキングされたのがバレたらマイナスでしかないからね。そりゃ通報できないわ。
むしろルシアンにお金を包んで事件は起こらなかったことにしておくべきだった。

第4巻
攻城戦に参加する傭兵ギルドが裏切るなんてことあるわけないじゃん。前提からしておかしいけどまぁいいか。
とりあえず三年もキャラ育ててまだレベルカンストしてないとかヌル過ぎだろ。なんちゃって廃人にもほどがあるわ。あと対人と通常狩りステは両立できるからやるべき。むしろ対人ステ振りの方が狩りでトレインできて効率が上がっておいしい。
まぁレベル99がカンストならろくにフラットステにできなくて厳しいのか。
攻城戦のご褒美に亜子がキスをおねだりしてたけどあれはよいね。いちゃつく方向性としてキスしてしてはイイ。
しかし、今回亜子はメイド長だったわけだが、実際のところ亜子って文化祭でほぼ何もしてないよね。メイド服はアプリコットが自腹で用意したわけで、メイドのシフト表はクラスメイトがやったわけで。亜子が何かをしたから他の雑事はまかせたという論法はなりたたなかった。でも可愛いから許す。

第5巻
ゲームの中で家を建てるってシステムはラグナロクには無いよね?どこからこの設定を引っ張ってきたのか知らないけど、街から持ち家まで移動に30分かかるって無茶苦茶だな。せめて3分以内ならワンチャンだけど、結局は利便性が最優先されるから誰も使わないだろうな。
家の資金集めのためにアプリコットが市場操作してたのは逆転劇があるのかと思ったけどなかったな。6億ゼニーが溶けちゃった?w 作者は鬼だな。市場操作の失敗でゴミアイテムになったやつをアコが回収して、そのアイテムに価値ができたところで本来の持ち主に返すってのが普通の展開だよね。そうしないとはアコもルシアンも鬼になってしまわれた。
猫姫さん実はプレイヤースキルが高かったのか。なんか高時給のクエストを回してたね。ああいう重要な役割は自分には無理だわ。マジ猫姫△

第6巻
かなりラブラブビーーームだったので楽しかった。アニメ化してたのもここらへんが最後かな?ほぼ覚えてないけど。
シュシュの登場でアコがネットの設定とリアルの区別をつけた記念すべきストーリーだった。やはりというべきか、アコもゲームと現実は違うのはわかりつつもこれまでは敢えて無視してたんだね。ある意味ルシアンの好意にべったりと甘えていた。
しかしシュシュの登場で「人の振り見て我が振り直せ」の格言どおり、ルシアンの妹を自称するストーカーが、ルシアンの妻を自称するアコと相似なことに気づいてしまった。この時のびくびくしたアコは可愛らしかった。嫌われたらどうしようと怯えるアコもカワイイ。
一旦お互いの関係の見直しがあったけどクリスマスだしハッピーエンドしかない。これまで以上の絆で結ばれたね。ルシアンからはリアル結婚する宣言も出たことだしアコも安心だな。
今回アコのセリフはどれも面白かったけど、特にラストの両親のいない彼女の部屋に上がりこんだのに両親帰宅で「変に時間を空けたほうが疑われますよ?」っての、アコらしいちょっと性的な言い方がサイコー。

第7巻
着物のイラストを書くの大変そうだなぁと思いつつもアコの艶姿はとても良かった。お見合いとか争奪戦とかはどうでもいいのでアコとのお正月の話をもっと掘り下げてほしかった。例えば着慣れない着物姿のアコが帰り際に疲れてしまって休憩したいと駄々をこねるシーンは必要だろう。そしてアコは着付けができるから安心してほしい。
争奪戦はまぁなぁ・・・親衛隊の人たち可哀想だな。ケンカ別れみたいなものだな。一緒に狩りに行くのは親衛隊とって描写でもあればいいんだが。猫姫さんのオチで深夜2時でも狩りを止めないのは笑った。ここまで廃人設定だったのか。
お見合いは生徒会長がどうなろうとどうでもよかったけど、お祖父ちゃんに友だちがいる証拠を見せられてよかったね。

第8巻
アコがバレンタインチョコをリアルではあげるつもりがなかったというのはちょっと無理筋の展開だった気がする。セッテがうまくアコを誘導してくれたという話もまぁいいけどね。アコのリアルとネットの区別は一歩進んで一歩下がるが多すぎ。
アコとルシアンのどっちがより愛しているのか競争は微笑ましかった。ルシアンもたいがいベタ惚れで不意打ちでラブラブビーム撃ってくるから侮れない。こんなに愛し合ってるのにキスもまだとは、ルシアンの身持ちの硬さも困ったものだな。臆病者め。
アコのプレイヤースキルが地雷な件は今更なのにアコ自身にその自覚がなかったのか。結構ショックを受けてたのが笑った。まぁアコはマッタリ勢だしなぁ。でも挽回すべくみんなの協力のもと一時的にでも上達する展開は熱かった。あとエッチなツイスターが仲間のスキルを覚える一助になったのは生徒会長グッジョブだった。

第9巻
合宿回になると女子力の高いアコが料理で大活躍するのが嬉しい。たまには活躍しないとね。料理ではポンコツな娘たちをアコが指導してもよかったけどね。やる気はあるんだから地雷のままというのも可哀想だ。
スノボでさっそうと滑るかっこいいルシアンが見られると思いきや、アコと一緒にソリできゃっきゃうふふだもんな。これにはセッテさんに同情だ。せっかく遊びに来たのに別行動か。
そういやサスペンスパートの隠された部分は、LANケーブルを隠した犯人だけわかったわ。パソコン使えなくする動機があるのはセッテさんくらいだもんな。
最初のPKがボスアサシンだから見えなかったというのはなるほどねぇ。悪い人はいなかったんだね。その後の愚連隊でバッツが2PCしてたのは予想通りだったが、まさか他の善人もPKしだすとは思わなかった。見損なった。
新入部員どうなるのかな。結局誰か入りそうだよね。でもあの妹ちゃんは来なくてもいいわ。ルシアンがデレデレできなくなってしまうしな。

第10巻
クラス替えどうなるかと思ったけど本当に猫姫先生が1クラスにまとめてくれたんだね。アコが後ろにずっと居るのはいいね。たしかにこれなら学校を休むことはないな。
アコが来るなら部活は存在しなくてもいい理論、百里ある。でもそれを理解できるのは関係者だけだからね。あとアコにはネトゲとリアルの区別という問題もあるか。まぁそこは杞憂だと思うけどね。
アコが相手のご両親に挨拶するのは楽しみだなぁ。二人暮らしも時間の問題だな。か

第11巻
MMORPGのパッチで致命的にバグってメンテ突入というありそうでいて余りないかな?舞台のROでもキャラ一時凍結というのはなかったな。たぶん。
まぁこうでもしなきゃ自称ガチ勢のこの子たちは別キャラしないもんな。でもあのLv30は結構アリだと思う。特にシューのロールプレイがハマってた気がする。ルシアンに優しく接しすぎててアコが警戒してたのも面白かったし、この路線もアリだよ。
アコはアコで、メイン盾の子を自分の娘だと認識してからの私達の子供扱いは最高だった。子供はどうやって出来るのか興味津々の高校生たちにはちょっと刺激が強すぎたかな?
全体チャットスクロールに出番が回ってくるとは思わなかった。あのクエストはセッテを連れてくればいいよねと思っていたが、まさか古参どもを招集することになろうとはね。いい案だ。そこからのお祭り騒ぎな展開もどことなく懐かしい雰囲気でよかった。

第12巻
彼女の家でお泊りデートは甘々でよかった。自堕落なアコをルシアンが監視するという泊まる理由付けもいいね。ルシアンがいれば頑張れるアコかわいい。ただルシアンには親から託された3ダースのゴムを使う勇気を持ってほしかった。いつまでもキスすら禁止のカンケイには不満が募る。
今回のゲーム要素にタワーディフェンスが登場してて昔を思い出した。これ完全にOrcs Must Die!だよね。4年ぶりに起動したわ。懐かしすぎた。
用事があって来れないけど結局来れたという前フリがあったから信じてたよ。今回の合宿でアコはみんなのことをもっと好きになったようで尊い。

コメント