暗いなぁ。主人公達がまたもや逃亡者になってしまった。明るい未来が全く見えないから読んでいてあまり楽しくはない。しかしつまらないというわけでもない。
今更気づいたけど魔法士の人数ってかなり少ないんじゃ?神戸で3人に中国で1人、北米で2人。野良魔法士もいるにしても地球全体で50人いるかいないか。
そんな貴重な魔法士なのに北米の扱いは雑だったなぁ。逃げ出さないようにプロテクトかけていたわけじゃないし魔法士が全員逃げ出したらどうするんだろうね。
普通の人間が魔法士に対抗する手段があるのか。ノイズメイカーの威力はたいしたもんだよ。でも圧倒的な存在であってほしかったのでこの弱点は痛いな。
大戦から逃げたマリアが便利屋になって危険なミッションで人殺しまくりだったのは矛盾していて腑に落ちなかったが、それも女手一つで娘を育てるためだったというのは少し同情の余地はある。
しかしそのミッションって難易度高いし報酬はかなり多いんじゃないのかね。そう何度も作戦をこなさなければならない合理的理由はあったんだろうか。
クレアが姉弟なのか片思いになるのか最後まで油断を許さなかった。結局はやはり若い娘の方がいいのか姉弟という関係でけりがついたね。
それにしてもクレアは優しい子だったなぁ。ディーを必死に庇ってたもんな。ディーからはもっと感謝の気持ちがあってもよかったが・・・。
健気なセラはディーでなくとも助けてやりたくなる。ディーがマリアを壊した件でセラは苦しんだが復讐という選択をしなかったのは暗い展開での唯一の救いだった。
ところで祐一は何のためにマリアに呼ばれたんだっけ?
賢人会議って単語だったか。機密情報を集めて何をたくらんでいるのかな。
もし世界を救うという話になるとすればその手段を考え纏める人物が必要になるだろうし、賢人会議はその為の集団かな?
魔法士で最強と謳われる祐一が知らないところからしてうさん臭さはあるが。
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