子孫を残すことを厳命された一族でるアルベラの境遇には同情するところもあった。
教皇庁の指示通りに他人との子供を産み続けるというのは人としての尊厳が全くなくて心が壊れてしまうだろう。
その悲痛な思いをキアラは受け止め、さぁどうするんだというところで物語は終わってしまったが、いつの日かキアラとアーダルベルトがこの負の連鎖を断ち切ってくれることを望む。
始祖イネスまでもが蘇生術で不死になっていたとは少々驚いた。しかも生き地獄を味わわせるために蘇生されたってのが凄い発想だった。それにしても聖人達はドロドロだなw
セイオンはかつて検邪聖省の実働部隊を軽くあしらったことがあるほどの強者なのに、女学院の生徒と教師にフルボッコにされたのは何の冗談なのかな。
それと爆弾付き首輪を身につける合理的理由もなかった。せめて牢から出る前に強制されてる描写が必要だったね。
あとチェチリアが家業のケーキ屋を継いだというボケは全然面白くなかった。
アーダルベルトとブラントミュラーの男同士の恋バナよりもキアラとリィリィの視点からのそういう話を聞いてみたかった。
一つ屋根での逃亡生活はどうだったの、きっと桃色吐息な展開があったに違いないから。
コメント