1巻無料に釣られ続いて6巻までセールに出たので購入したやつ。原作はナロウにあったのか。知らなかった。お薦め度数は10段階で6くらい。今後の話は戦争ばっかりになりそうで興味を持てない。というか「TOブックス」レーベルの信用度が自分の中で落ちた。人気タイトルをプッシュしてるのだろうに、ティアムーン、最弱テイマーとハズしてさらにこのタイトルもイマイチだからね。ガッカリだよ。
とはいえ、皇帝が即位する2巻までは良い。初っぱなから貴族関係の設定の多さに驚かされつつ、生き残るために水面下で味方を集めるのは結構面白かった。ヴォデッド宮中伯を暇なおっさん扱いしつつも皇帝の本性を見せるところは熱かった。政敵が皇帝を侮り、そして最後はザマーで政敵を断罪するその時までは面白い。
無能を装った皇帝は魔法が使えるが、魔法はナロウの開祖ルーデウス・グレイラットのように幼小の頃から鍛練を積み、レーザービームという魔法を編み出し今後の活躍に期待が膨らむ、はずだった。まぁしかしレーザービームを使って欲しいけど、皇帝が最前線で戦うというシチュエーションがそもそもありえないんだよね。しかも皇帝が魔法を使えることは極秘だから、本当に見せ場がない。そして空気中の魔力が燃料という設定も魔法の運用の足かせになっている。皇帝のTUEEEが見たいのにそういうのはほぼ無いのは残念だ。
転生は皇帝だけではなかったのも残念だ。転生者同士の異世界異能バトルとか興味無いんだが?世界を変革するために異世界人を投入するとか、神は迂遠なことをするねぇ。
さて、皇帝の即位から内乱に突入し、戦争に次ぐ戦争な展開になっていく。異世界戦争とか興味無いんだが?まぁ仕方がないのか。皇帝だもんな。領土拡大のために戦争するのは必然だ。
コメント