第1巻
某所でお勧めされていたこのラノベ、新規開拓も兼ねて1巻だけ買って読んでみましたが・・・、まだ始まったばかりというのもあるけどあんまり面白くはなかった。
さて。667人の姉妹がいるってどういうこと?w 一夫多妻制かよ。魔界のスケールの大きさに驚くやら呆れるやら。
シィちゃんのおかげで理刀がキュートと一緒にお風呂に入ることになる展開には心からGooD Job!!!と言いたい。しかも視界がシィちゃんと共有しているとはこれはもう犯罪だなw
できたらここはもっとすごい展開になってもよかった。毒舌丸がついでにお風呂に入るとか、キュートが目隠し状態の理刀の背中を流してあげるとか、「理刀!ナニ大きくしてるのよ!」とか言ってほしい。
能力者達のソフトボール大会はかなり酷かった。時間止めたり瞬間移動したりして楽しいのかね。
能力によってはゲームに適してないのもあるだろうし、これはどうにも公平感が著しく損なわれている気がするが。
理刀の「『どうせ』って考えるよりも、『もしかしたら』って考える方がいい」って思考は素晴らしい。理刀輝いてるよ。
こんないい言葉をかけてくれたのにキュートは怖がって行動を起こせないというのはちょっとがっかりだった。
シィちゃんは気に入らないことがあるとすぐ理刀の頭を尻尾でペシペシするのがかわゆいね。もっと理刀をぶって欲しかったけど、最後は分離しちゃったしもうそういう機会もないか?
契約内容は命を差し出すかぁ。権利を行使するかはフォンターナ公爵家次第だし、今更だが話し合いとかすればいいのに酷いねぇ。
まぁキュートが命を吸収して魔力を底上げしたいのもわからんでもないが、この契約を家族が大喜びで履行しようとしていたのには正直言って嫌悪感をおぼえた。
どんな理由があれど止めようとしたのはキュートだけ、その他の家族は殺人をしようとした。この部分を作者はスルーしてるけど僕は違和感ありまくりだ。
キュートが友達を守るために駆けだしてくれたのは成長の証しだね。どうせ止められないじゃなく、もしかしたらまだ間に合う、だ!
理刀の能力カオティックリアルは魔法力を消し去るらしい。やりようによっては最強の盾・最強の矛にもなれそうだが、純粋な物理攻撃には対処できなくてそれをどうするかだな。
契約書が消えてからすぐに理刀と悪魔スキュース達は談笑モードへ入ったけど、まず黒媛とか助けてやれよとw 精神図太すぎw
一度は貰ったプレゼントを返せと言われたキュートは可哀想だったなぁ。もう絶縁かと思った。
が、まさかの再プレゼント(っД`)今度こそはキュート自身へのものだった。こいつらホントにいいやつらだ。感動した。
感想書き終えてみると続巻読んでみてもいいような気がしてきた。まぁ買うにしても一緒に買っておいた他3冊と数年前に投げ出した「まぶらほ」2冊の目処が付いてからかな。

第2巻
今のところ日常の生活で話が進んでて好感が持てる。間違っても魔王降臨やそれに類する敵が現れて戦争に突入なんて展開にはならないでもらいたい。
1巻目から2ヶ月も開けて第2巻を読んでみるとキャラの性格がいまいち思い出せんが、キュートは素直な子で可愛いやね。
特に新居へ向かう道を間違えるキュート可愛すぐる。胸があればもっとよいのに。
んで同じマンションの隣に無理矢理引っ越してくるとか積極的すぎ。声に出さないでもこれはもう愛してますと言わんばかりだ。
このまま傍観してたらいつ一線を超すやらwktkだけど、流石に毒舌丸の政治的介入があるかなぁ。
フルカラーのプールは素晴らしい。特に黒媛と巴の水着姿は期待に違わぬはち切れんばかりのボディで魅せてくれた。
キュートは・・・まぁなんだ、もう多分成長しないんじゃないかな。残念だねぇ。でもキュートは泳ぎ頑張った。よしよし。水の中で5秒間息止めて喜んでるキュートも可愛いね。
プールでの事故時に理刀は防御魔法をレジストしちゃったようだけど難儀やねぇ。危ない状況だったならカオティックボムが発動してもよかったのに反応せずか。
今後この能力を使いこなせたら防御は最強になりそうだな。魔法や物理攻撃を受けても全てボムで吹き飛ばす最強の盾。
た・・戦いはいけないのに見てみたくなる。これでキュートが最強の矛ならまるでルイズとサイトのような関係だなぁ。
スイートが合宿所全体に睡眠魔法をかけたようだけど、あれはきっと男子学生の仕業だと思ったw 女生徒を眠らせてゴニョゴニョ。なんてことを!ぼこぼこにしてやんよ!!!
リイザはキュートが理刀と付き合うの反対のようだね。
理由がありきたりすぎるのがちょっとなぁと思うが、今後もっとクリティカルな障害が出てくる可能性も。
そんなふうにはなって欲しくないが。せめて恋のライバルくらいで納めて欲しい。
スイートの母である刃哭は何か裏がありそうな感じだったけど全然そんなことは無く立派な人格者だったw
いつ本性出してキュートが痛ぶられるのかとハラハラしてたんだがな。疑ってごめんよー。
祭りの審査員を魔界の住人で独占したのは著しく公平を欠いた行いだったw やりすぎw
努力根性のスイートが「がんばりました。いつも、がんばっています。」って泣く姿は可哀想だったね。
ここで負けてもそれを糧にまた頑張れと言ってしまいそうになるが、まぁその・・・勝敗が全てじゃないし、やっぱ祭りというものの中で楽しめなかったスイートはたしかにキュート達に負けていたのかもしれないな。
なーんて適当なことを言ってみる。

第3巻
ゴルパル姉妹うぜー。封印庭に安全装置があるとか絶対嘘だろ。
黄泉路が設置されているわ、しかもかってに黄泉路が開くわ、そこからデカイ魔物が出てくるわで安全装置が無いことが証明されまくり。
千里眼で百香の触媒を発見できなかったし魔界にそれがあるんじゃないかと思った。簡易魔界の封印庭っつーのも出てきたことだしねぇ。
そうならばゴルパルが封印庭を持ち出してきた展開も納得がいったんだが、結局は触媒はどこにでもある水と判明とか封印庭関係ないじゃん。
水ってのもネクロが教えてくれたことだしホントに封印庭意味ねー。
千里眼でわからなかったくらいだしキュートの姉に聞けばわかりそうかなと思ってたがどんぴしゃだった。
巴が歩けなくなって理刀のお姫様抱っこを期待してたが最後まで自分の足であるかせようとするしガッカリ。
抱っこが無理ならせめておんぶとか強引にいって欲しいね。まぁ好感度がかなり上昇したし次何かあったらお姫様抱っこいけるかもしれん。
素直が売りのキュートが理刀を愛してることを認めなかったのは違和感あるってかそれはキュートらしくないな。
スイートはどうでもいいキャラではあるけど、結構素直だなぁ。
今後は巴にも期待。巴ならお弁当を理刀に作ってあげるとかできそうだし、あと年上だっけ?年上のお姉さんは素晴らしい属性だと思います。
あのマンションが女子寮になったのはおそらくキュート以外の女を理刀にあてがう為なんじゃなかろうか。
理刀が浮気を繰り返せばキュートも愛想を尽かすかもという高度に政治的な目論見がありそう。
百香はすごく頑張りやさんでしかも人を憎まない性格してたね。特に努力と根性は素晴らしかった。
理刀も一応は努力家らしいけど最近は全然頑張ってるふうには見えない。そういや理刀って触媒無しでなんでカオティック何とかが発動してんの?

第4巻
理刀の恋人が胸が大きくてもいいのにねぇ。胸がちっちゃすぎると物足りないよ。
キュート・ルイズ・夕菜といいなんで胸ちっちゃいのにヒロインやってるのか。どうせ纏まるなら理刀の恋人には巴や黒姫であってほしいけどありえんよなぁ。
下から2番目に生まれたスイートが姉達から全然チヤホヤされないのはなんとなく気にはなっていたけど、本人もそのことを気にしてたのか。
取って付けたような姉からの招待に素直に喜ぶだなんて不憫な子(っД`) 幸せにはなって欲しいが理刀は渡せんよ。胸的に。
シィちゃん久しぶりの登場。大きくなったようだけど絵がないんだよねぇ。
人を二人乗せれられるくらいだしゴールデンレトリーバーくらいの大きさかな。今更だがシィちゃんてカオティック何たらだったんね。
そんな魔族の天敵をスキュースは飼ってるんか。天敵天敵っつーても一緒に住めるくらいだしあまり「魔族の天敵だから理刀はダメ」ってのは理由として弱くないかねぇ。
まぁ色恋沙汰で身分が違うからダメだなんて本当にくだらない展開だがな。
おっと、話が逸れたけどシィちゃんが出た大会でシィちゃんと黒媛は大活躍だったのに理刀ときたら要らない子で・・・。
雨に濡れた黒媛、お風呂上がりの黒媛、他には・・えーっと、黒媛。
巴に続き黒媛まで良い感じになってきましたね。でも理刀に対する感情の高ぶりがまだまだ低いような気もしますが。
親友の巴が理刀を想ってるしこれ以上は接近してこないって可能性もありか。残念。
しかしチューハイを2缶飲んで酔いに任して何もしないまでも一緒のベッドで寝るというお約束は守って欲しかったなぁ。
鉄鋼傀儡が親指を立ててからそれを地面へ指したのはおもろかったねw 何がベストフレンドだw もろKill Them All, HAHAHAHAHA!!!だな。
魔術で浮いてる島に理刀が触れたらどうなるんだろと思ってたらやっぱり魔法解けちゃうのね。
ロムとの戦闘でカオティック何とか以前の問題として肉弾戦で手も足も出ないとか。
何かしら追い込まれたら強くなるかと期待したけど、そうスーパーヒーローにはならないんだね。能力値99固定の謎には何か新展開ないのかな。

第5巻
どうやら次に「続く」のようで。
今までのところフォンターナ家はキュートにとって敵なんじゃないのかと思えるほど災厄を振りまいてるけど、今度の次女カカによる工作でまたもやキュートは苦しめられるようだ。
苦しみの後にキュートのレベルアップがあればいいが期待していいのかねぇ・・・。まぁとりあえずだ、面白くなかったよ。
理刀の能力値99固定には何か理由が付くと思うのだけど、100になったら能力が表に発現されるからそれをカオティックリアルが100を消し去っているんじゃないかな?
だからもし理刀が意識的にカオティックリアルを押さえ込む術を身につけたなら一気に100を突破とか。
んで普通科でのお勉強じゃ変化がないようだし地下で今までとは違う勉強を受けるのもいいかもしれんね。
魔界の方がカオティックリアルに対する知識が多いんだし何か得る物がありそう。あのドタバタでそんな雰囲気じゃないが。
カカは理刀に「マイナス思考にとらわれず、なんでもプラスに考えるんだ」と言ったがいつも超絶プラス思考の理刀にそんなことを言うとは釈迦に説法だ。
というのにご都合主義的にこの場面での理刀は突然マイナス思考になってんだもんなぁ。
キュートがお寿司屋さんに興味津々だったのは可愛かった。幼いよなぁ~。もちろん胸的に。いや、何にでも興味が湧くところが。
争奪戦ではキュートの濃霧で敵を薙ぎ払ったのは素晴らしい戦果だったな。魔族がまんまと幻術にひっかかったのは解せないところだが子供だから仕方ないか?
そういえばこの前の封印庭では囚人相手にも通用してたか。んー?前は「封印庭」で今度は「封印樹」ですか。作者は封印が好きですねぇ。
スイートがここぞとばかりに理刀に真の接吻を迫る姿もよかったね。
背が届かないからつま先立ちになり、それでも届かないのであとは理刀が受け入れてねって、スイートを応援したくなるようないじらしさだ。
黒媛と巴じゃ勝負にならない。どう考えても時を止められる黒媛が最強。これは人間にはどうしようもないじゃない。
これに抗えるのは普通レベル以上の魔族だけっしょ。もしキュートが黒媛と戦ってたら勝ちようがないのでこの神の手介入も仕方ないのかな。
大魔王討伐とかそういう目標が無いからフォンターナ家が仕掛ける騒動に巻き込まれるって展開になるようだが本当につまらない。
もっと今いる主要メンバーだけで話を作る努力が必要なんじゃないかねぇ。ファンターナの姉連中がいないと何も生み出せないのか?

第6巻
ササラが結構可愛いなぁ。ナイスバディ的に。「キス、あるいはくちづけ」とか変な喋り方が頭悪そうでさらに可愛さが際だってた。
能力の傀儡回しは戦い、あるいは戦闘で効果が高そうだね。敵は魔力を使えない状況になるのに味方はササラの意思で魔力を解放、あるいは行使できてしまうわけだしモノは使いようか。
キス問題で黒媛・巴・スイートのヤキモチは今回の一番の見所だな。キスしやすいように雰囲気をみんなで作りましょうだなんて恋のライバル達になんてことを依頼するんだw
しかも黒媛が理刀の部屋に抜けがけお泊まりをしたことが蒸し返されてて、それをスイートが浮気は男の甲斐性と言って許してくれたりw
これからもいろんな女の子に手を出して盛り上げていって欲しいね。
超VIPのササラに護衛が付かなかったのは非常に不合理な展開だった。
スイートv.s.骨破ではスイートの圧勝かとも思われたのに大逆転負けという理不尽さはこの際置いといて、あそこまで追い込んだのにスイートを殺さなかったことと誰かきっと助けに入ってくれるという期待を裏切ってくれたのはよろしくない。
黒媛v.s.骨破では時間を止めるしか脳のない黒媛に戦術を組み立てる思考の瞬発力が見られて大変よくできました。でも攻めの能力ではないしこれからも単独では苦戦しそうだな。
巴は意外にも強いw 詠唱に時間がかかるのが問題っぽいけど数の暴力で敵を圧倒することが出来そうだね。まぁ相手次第だが。
巴の蟲は黒媛との相性が最悪ってのは噴いたw
あぁあと、道端にお金が落ちてたらどうする?って話で、巴は拾いますってのも面白かった。巴かわいいよ巴。
次は海でみじゅぎな話にならんかな。

第7巻
5人の美女と毎日デートという夢のようなシチュエーションには体が火照ってしまう。
これはこれで胸とか谷間が、あるいは巨乳が大変イヤらしくて結構なお点前だったのは認めるが、が!、お色気だけで話に中身が無い。
それに理刀がさっぱり成長しないのも気に入らない。
理刀の本命はやはりというべきかキュートだけなんだね。それなのに黒媛達巨乳美少女大隊とデートしてしまうというのは節操がなかった。
まぁそうは思いつつも巨乳の娘には頑張ってもらいたいので黒媛を応援せずにはいられなかったが。
今回ちょっと意外だったのは理刀がおっぱい星人かもしれないということ。ことあるごとにたわわに揺れる胸を凝視してたよね。
キュートは残念なことにツルペタだからそのアドバンテージを的確に突いていけば黒媛達美乳連隊にも勝機があるかもしれない。どうせ無いが。
黒媛の話ばっかりで恐縮だが、デート中に黒媛が照れてるのがちょっと違和感あった。
なんとなく黒媛は物怖じせずにグングン引っ張っていくイメージがあるしこういう時は頬を染めつつもドモらずにキスまでしちゃうのが亜威黒媛だと思った。
百香が大人の体に化けたのは残念が6割。小学5年生とデートというのは近頃の社会情勢的にNGだったんだろうか。
コースがペットショップやポケモンだしあるがままの百香でいて欲しかったなぁ。あと折り込みカラー絵の百香の笑顔は大変素晴らしい。
リイザに毒を盛られたスイートは可哀想だったな・・・。そんなイジメにも屈することなく理刀の前で裸体を晒すというアプローチには驚かされた。
しかしスイートもツルペタだしおっぱい星人の理刀に果たして効果があったかは怪しい。
巴の温泉デートにはもう一歩冒険して欲しかった。ただ温泉につかるだけじゃなくてさ、ここはやはり背中を洗いっこするところでしょ。
まぁしかし巴にしては思い切った企画だよね。意中の男に大胆にもほぼ裸で迫ったわけだし。
本気キスを狙っていたのは5人中で本命のキュートだけだったか。流石は正妻。んー、他特に書くことも無いな。
次巻はキュートパパが登場だね。667人もの娘を生ませたパパ。一夫多妻だし理刀とは気が合いそうだなw とりあえずキュートパパには理刀の能力UPにご指導ご鞭撻を賜りたい。

第8巻
ほぼ全編に渡ってつまらない展開だったがあの大会が実は『ササラ姫のお婿様選考会』だと判明したところから面白くなりそうな雰囲気になってきた。
いやはやこの罠は上手く出来てるねぇw 作者やるじゃん。でも理刀がササラを全く愛していないのは緊張感に欠けるところかねぇ。
登場する女性全員から理刀が愛されるのはいいとしても、こちらとしては理刀という人間に魅力を感じられないのが残念だ。
何かカッコイイことでも言えればいいけど、おそらくそう言ったつもりなのが「みんな逃げろ!」くらいだろうなぁ。こういうキャラの浅さは8巻まで出しても上達していない。
唯一キャラが立ちそうなのがカオティック・ボム。これを自在に使いこなせれば戦闘力が飛躍的に上がって、それを理刀の魅力とすることもできるだろうに。
シルティシャープが始祖竜だと気づいたのはお風呂のシーンだった。シルティが「お兄ちゃんともう一回お風呂入りたい」と言ったところで気づけた。
シルティの全方位おっぱい攻撃は大変素晴らしかったのでおっぱい星人の理刀も始終ご機嫌だったね。
巴が作ってきたお菓子をシルティが一人で全部食べてしまった時にキレたのは可愛らしかったw いきなり物騒な召喚呪文だもんなぁw せめて理刀には食べて欲しかったね。

第9巻
前巻の感想を今回にもそのままコピペしても違和感無さそうなのがヤバイ。
理刀は女にばっかり戦わせて自分は何にもしないってのが最低だったw もう死ねばいいんじゃない。
あと胸がむにゅむにゅむにゅむにゅむにゅむにゅむにゅっていいかげんクドイ。たしかに理刀はおっぱい星人だがもっとシチュエーションを凝らせよ。
どうせ女が7人も言い寄ってるならもっと過激にいけと。
ササラ姫が理刀を友達として、あるいは恋人として、もしくは夫として切実に求めていたから、脈が全然無いというのが可哀想すぎた。
スキュースはこのもつれた恋路を正すために登場したんだろうけど、ササラ・ルートは用意されているわけがないし、失恋は確実だろう。
もし一縷の望みがあるとすれば、フォンターナ公爵のように一夫多妻制とか・・・。婿養子がそんなこと許されないだろうけどねw

第10巻
理刀って男らしさの欠片も無いな。自分から進んで行動することが無いし自分の意見も言わないし、ただ流されるままにむにゅむにゅしてるだけ。
これほどの能無し受け身野郎がモテモテなのが解せない。ってか作者の力量に大きな疑問を持たざるを得ない。
全ての元凶であるフォンターナ公爵はついに謝罪することもなく一人取り残されたが、この世界の男共は本当にろくでなしの屑ばっかりだなとよくわかった。
キュートは忠実なる臣下としてササラに理刀をよろしくと言い、それでも「結婚おめでとう」とは言えなくて不安で仕方がなく胸が張り裂けそうだったというのに、男共は一体何をしていたんだ。
結婚式場に花婿を連れ去りに来たキュートが、理刀に手を差し出すのは1回だけだと決めていたのがとてもいじらしかった。
しかしこの場面でも理刀は自分が何をすべきなのかを他人の判断に託したのが反吐が出るし、さらに連れ去ってもらっといてキュートに愛の告白も出来なかったのが万死に値する。
本当に死ぬほど受け身だな。2回死ね!

SS クールに黒媛
胸がとても豊かな黒媛がヒロインになるのは必然だとしても、その相手が魅力絶無の理刀だから面白い展開に膨らまないのはお約束。
『クールに黒媛』とは程遠い『あわわわわ黒媛』が全編にわたって登場したわけだが、黒媛は妹の百香に対しては激甘だなw
良き姉でありたいのなら言うべきときにはちゃんと言わないとね。でもまぁ、百香最優先の黒媛が涙目でおろおろしてたのは可愛かった。
頭をごっつんこで男と女の精神が入れ替わるってのは超古典だけど、こういうの好きだ。
普段はゴミ虫以下の存在の理刀が、入れ替わった黒媛の評判が落ちないようにそれなりに頑張っていたのは少々見直した。
今回ばかりはある程度能動的に行動しないと黒媛の代わりは務まらないしな。惜しむらくは男の体に入った黒媛が、もっと男の体について感想があってもよかったのに。
なぜか下半身が大変なことになったとか何かあるだろう。

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第11巻
黒姫が理刀の嫁を宣言したあたりはよかったが、夢から醒めるのが早すぎだ。それに理刀は筋金入りの草食系だから黒姫の誘惑イベントが全く通用しなくて面白みがない。
ここに来て突然キュートに封印されし魔王なんて展開になって閉口せざるを得ないが、キュートが暴走から力の使い方を少しでも覚えてくれたら良いなと生暖かい目で見てた。
理刀と違ってキュートには向上心があるから、その努力が報われてもいいよね。
親友を想う巴が前人未到の召喚を成し遂げたのは熱かった。少々無謀の領域だったけど、そうまでして救おうとしてくれたことをキュートには忘れないで欲しい。

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SS2 素敵にスイート
スイートが惚れ薬を使うだなんてありえない。
その前の巨乳になる薬を使わなかった理由が「努力をせずに得たものに意味は無い」なんだから、惚れ薬という卑怯な手をスイートは絶対に肯定しない。絶対にだ。
温泉では珍しく理刀の内なる野獣が解き放たれて女の子の全裸を凝視するというハプニングがナイスだった。
普段ならガン見はしないから誰かに操られているのかと邪推してしまった。まぁカオスがあるからその線は無いわけだが。
で、遭遇したスイートが理刀を庇ってくれたのが良いね。賢いスイートならではのフォローだった。お礼に責任をとって娶ってね。
トラブルメーカーのスキュースは別に出てこなくてもよくないかな。面白くないし新キャラのティアマトも可愛くないから見てて嫌になる。

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第12巻
女雛座争奪戦になるまでの過程は短いが面白かった。女雛男雛は夫婦という設定だから逃せられないだとか、黒姫が女雛から引きずり降ろされて慌てるところはよかった。
しかし肝心の争奪戦は対決というにはヌルいから盛り上がっていなかった。でもまぁ決着のつき方は本命候補が尽く敗北してたのは意外だったな。
ツェデュヴィーラが他人に乗り移るとかわけわからん事態になっていたが、リイザが監視しているから大丈夫と思っていたのに肝心な時に来ないし。ホント使えない姉だな。
実はツェデュヴィーラは良い子な展開はイイとして、理刀がキュートに触れ続けることで魔法を妨害していたのはガッカリだ。素人じゃないんだし理刀も能力の使い所を覚えようよ。

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SS3 とびっきり巴
美々津巴のオドオドする性格はいい加減うっとおしい。少しは成長してもイイ気がするけどねぇ。まぁ成長とは無縁のシリーズではあるが。
そんなダメダメな巴ではあるけど、今回は偶然遭遇した霊を簡単に除霊してみせたところは巴の存在意義が示されていてよかった。
召喚だけじゃなく霊全般を扱えるなら占いとかでもっと活躍の幅が広がりそうなんだがなぁ。
アンダーワールドの文化祭は無茶苦茶だった。それもこれも作者が悪い。

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第13巻
この作品で過去最大の盛り上がりを見せた。理刀の魔法無効化能力が今更ながらに注目されて大組織からヘッドハンティングされたのはいいね。
まだ17歳で皆と別れたくない気持ちもわかるけど、遅かれ早かれ全員の進路はバラバラだしいつかはこうなる。
新天地では自らの能力に自惚れること無く、体術と能力の応用を追求していって欲しい。理刀本気で頑張れ。
今回面接をすっぽかしたが、世界唯一の魔法無効化能力者を獲得しないなんて選択肢はありえないからな。
王家の歴史捏造には困ったもんだ。その地位に相応しくないのなら粛清もやむなしだ。ツェデュヴィーラ先生、やっちゃって下さい。
今後の王家はキュート・フォンターナを王女に据えることになろう。キュートとツェデュヴィーラが共に国を治めれば稀代の名君として歴史に名を馳せるに違いない。
とりあえず牙を向いた兵士は粛清、ビョルンストライドは公爵に温情的格下げだ。次巻で最終回だがキュートの活躍が楽しみだな。

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第14巻
カイビャクの創造能力で窮地を脱するかと思いきやそんなこともなく、荒事は全て他人任せで終わってしまった。
混沌と創造を自在に使い分け融合するとか考えたら興奮してしまうが、能力を使いこなすにはやはり修行が必要ということで今後の理刀の成長に期待だな。
ツェデュヴィーラのクチグセ「むむ」やテンペランスの「それがし」、スワンの「でしょう!」とか馬鹿っぽくて可愛かったな。これでもう見納めかと思うとちょっと寂しい。
そういやスイートが一夫多妻でも全然オッケイって言ってたからササラや百香も諦めずに狙って欲しいね。第二回女雛座争奪戦開始だ。

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