最後まで読まずに放置していたこの本を買ったのはちょうど4年前と判明。
えらく放置してきたもんだが、今回ちゃんと読んでみて別に投げ出すような悪い箇所は特には見あたらなかった。まぁ可もなく不可もなくな印象。
で、これ短編の第一巻になるわけだけど、8話収録されてて基本的に1話完結なんね。ホントに短編なんだ・・・。とりあえずこう細切れだと感想書きにくいな。
凜の師匠が会いに来て和樹を婚約者に仕立て上げるところはラブひなを思い出すなー。どうせなら婚約者ならキスくらいして見せろとけしかけて欲しかった。
あと師匠の遺体を月に埋葬するとか凄い展開になっちゃったね。月まで飛ぶ和樹のとんでも魔力には恐れ入るが、もし月の開発が進んでこの遺体が発見されたら地球史に残る謎になりそうだw
予知夢の話はもっと面白いことになるかと期待したけどそうでもなかった。紅尉は悪い人だったのかーっと思いきや、最後の最後でベヒーモスのネタバラしが。
それならそうと玖里子に説明すればいいのに黙る合理的理由が無いよな。ベヒーモスを倒すために和樹の魔力をあてにするのは冷静に見ればあまりに酷い判断だと思うが・・・。たかが1回くらいと思っているんだろうか。
1話目のエリザベートといい4話目の音邑の霊といい、この世界はファンタジーな現象がなんでもありだね。
これからも身の回りに起こる不思議な現象をじっちゃんの名にかけて解決していくんだろうか。勾玉が土の中に入れられていたことを予想した和樹の推理力は、金田一にも並びうるものかもしれない。
夕菜が悪意に満ちた父の罠にはまって病に倒れ、和樹が命を投げ出して救ったけど、この貴い犠牲はどう評価したもんか。究極の自己犠牲で助けられても喜べないよなぁ。
まぁこの件に限っては和樹の魔法回数が残り1回だったわけだしもう生きてても仕方がないという特段の事情があるし、夕菜の魔力20万回の方を優先させるのが合理的か。
助けられた夕菜が全然ショック受けてないのが僕的にはショックだったが。
短編のサブタイトルが「ゆうれい・ふっかつ」となっているのはこの件が原因なんね。実体を取り戻すのにかなり時間がかかりそうだ。
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