ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた・感想

おすすめされていた一冊で結構夢中で読んだ。ナロウで現在304話まで続いているけど、話の流れ的にはもう終わってもいいかんじ。これ以上の継続は蛇足だと思うわ。お薦め度は7か8で迷うけど7にしておこう。

就職先が異世界で主人公君には神の加護が与えられて20年間生きろという話。魔物を狩ってスキルを取得してどんどん強くなっていくありがちな話ではあるけど、出来るだけ目立たずに立ち回り、手が届く範囲で困難を排除していくのが結構楽しかった。

序盤で主人公君が目の見えない奴隷を買い取って治療したこと、そして困窮する孤児院への食糧支援、唐揚げでの餌付けを経て早々にハーレムが形成できたのはひとえに主人公君の人徳だった。

この作品にオリジナルティがあるとすれば真偽官ではなかろうか。真偽官は魔眼により嘘を見抜くそうな。これまで読んできた作品ではお目にかかったことは無い設定だね。力を持つ主人公君パーティーの後ろ盾として真偽官(嫁)が張り付いててニヨニヨ出来た。

ターニングポイントはエルフの里の防衛戦だね。パーティー全員が衆目の前で全力を出さないと神託をクリア出来なかった。目立たないプレイとのお別れだったけどスッキリしたわ。それとリリアを筆頭にキャラが自由に生き生きしだしたなと感じたのもこの辺か。さらに、連載時期が無職転生とかぶってるけど、なんとなく無職転生から影響を受けているような気がする。いい意味で。

そういえば魔物が魔法を使ってこないのがなんだかなという感じはする。パワーバランス的に魔法を使われたら絶望しかないから仕方がないんだけどね。ダークエルフなら魔法を使ってもいいだろうに。剣聖がフレアを切ったそうだし魔物に使い手はいるはずだが。

神の真なる狙いは数億年後に迫る宇宙の破滅の回避という、異世界とはいったいな展開は意外とありだった。前哨戦として19年後の危機を乗り越えなければいけないけど、魔法と科学の力で何とかなりそうな雰囲気だしもうこの作品としてはここらへんで終わりだろうね。あとはあるかどうか知らないけどアニメ化後に完結か。

ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた・感想

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