転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO1~5巻・感想

本編のスピンオフで、転生する前の大聖女セラフィーナ6歳が主役のお話。大聖女無双で面白そうと思ったけど、そんなことはなかった。お薦め度は10段階で5か6くらい。

セラフィーナは目が見えなかったという話から、精霊王の祝福だったり、無意識で自身を守るために目を閉じていただけと事実が二転三転するのは面白い。セラフィーナ系列が敵の弱点を看破出来るのはこの精霊眼があったからなのか。これほど全てから愛されていた存在がどうして護衛無しで魔王討伐にかり出されたのか、謎は深まるばかりだね。でもZEROでその辺の話はしないんじゃないかな。

クズ王子三人のセラフィーナに対する敵対心はまだ軽くジャブ程度だけど、いじめられているのを本人が隠したがり、しかも側近もその意を汲み、最終的にはセラフィーナ惨殺へのバッドエンドに突き進むことになる。誰が間違ったって、関係者全員が間違ったんだ。

まぁそういうZERO編本筋の話はあまり語られないのよね。書籍の半分はその本筋なんだけど、半分以上はクダラナイ短編集で埋まってる。作者はやりたい話を全部やるつもりなのかもしれない。この超スローペースだとZERO編は30冊は行くんじゃないか?年1冊ペースだし流石にそれはないか。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠すZERO1~5巻・感想

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