円環少女13 荒れ野の楽園 感想ネタバレ

最後は「運命の化身」によるロマンチックな総力戦が楽しかった。

突然亡くした人に最後に一言を告げられたなら、残された方の心は少なからず救われただろう。メイゼルも母に幸せな現状報告が出来て本当によかったね。

十崎京香が言っていた「一万年前の神聖騎士団の決意」がもうすでに古いってのは納得だ。再演大系を担ぎあげてまで救わなければいけない人がどれほどいるのか。

まぁ・・・いるんだけどさ。でもそういうのは魔法を使わなくても出来るよね。

さらに言えば新世界なら魔法と共存していくことになるし、相似大系を使えば食糧・資源問題は造作も無い。神聖騎士団は過去に囚われすぎて柔軟な対応を取れなかったのが敗因かな。

リュリュ・メルルは死んではダメだろう。

神意の為ならどんな犠牲も厭わない神聖騎士団にあって、ついに生命の大切さに辿り着いたリュリュは生きていなければならなかった。エレオノール・ナガンを支えられる唯一の理解者だったのに。

最遠未来への武原仁の旅立ちは生還不可能と言われつつもメイゼルが絶対に助けに行くと希望を見せてくれたから、適度な緊張がありつつもメイゼルを信じてエンディングを迎えることが出来た。

仁の生命が消えるギリギリだったので冷々したが、これぞトゥルー・エンドというものだった。

メイゼルは幸せになっていいんだがクチ癖だった仁だけど、仁も幸せになる時が来たようだね。少し大人びたメイゼルと末永くお幸せに!
円環少女13 荒れ野の楽園
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