円環少女8 裏切りの天秤 感想ネタバレ

養父の滋雄の件は、詮索しなかった倉本キズナの責任も責めるとは厳しかった。しかもアンゼロッタに、この期に及んで他者にすがるキズナを守る価値があるのかと言われる始末。

でも一番辛いのは武原仁だし、その辛さをキズナは少しは理解して欲しいよね。携帯のこともまだあるし、キズナはさらに自らの罪に向き合うことになりそうだな。

公館から切られた仁を京香が助っ人に呼ぼうとしているとこはちょっと腹立たしい場面だった。

そういう状況なのはわかってはいるけど、仁の優しさに甘え過ぎなのではないかね。それならもう最初から切らなければよかった。

『鯨の魔法』ってのは面白い。人間に聞き取れない音を神音に使うとは。術者本人は聞き取れてるのが不思議だけどね。この機械化もアンゼロッタのおかげなんだろうなぁ。

アンゼロッタの発想力とエレオノールの心がひとつになれば、神音世界はきっと隆盛を極めることだろう。
円環少女8 裏切りの天秤
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