半年後の世界になってて読む順番間違ってるのかと確認してしまった。でもまた戻ると聞いてホッとしたわ。
阿良々木さんが全く出てこなくて寂しかったけど、道に迷った神原女子に助言する様は遙かなる高みにいるようだった。
阿良々木さんの選択は淀みがないな。本人は必死に足掻いているんだろうけど。
貝木泥舟が神原にだけは優しいという一面が驚きだった。番長が雨ざらしの野良猫を助けるように、悪人だって優しく接するときがあるってことかぁ。
優しい貝木に神原がイライラしてたのが微笑ましく可笑しかった。
沼地は自称悪魔だけど、やってることは相談相手の話を聞いてあげることだし最後まで憎めない奴だった。動機はともかく実際に救われている人がいるのなら、沼地の行いはありだね。
ただ、自分が死んだことに気づかず幽霊として彷徨うのは哀れに思う。バスケで仮に沼地が勝っていても、充実感で成仏していたかもしれないね。
軽く最初のページを読み返してみたら、神原遠江(臥煙遠江)が駿河を朝だ起きろと言っていた。これは夢見枕なんだろうけど、母は残した娘のことが心配でしょうがないんだろうな。
でもま、駿河は精神的に成長してるよ。あの単純ポジティブ娘はどこに行ってしまったんだというほどに。
そう言えば忍野扇が全然絡んで来なかった。忍野メメの式神かなと思うけど、何の監視をしているのやら。
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