銀河英雄伝説2 野望篇 感想ネタバレ

帝国の王朝は事実上崩壊したも同然だが、次の目標が全宇宙を征服することってのがつまらないな。

ラインハルトは姉を娶ったゴールデンバウム王朝を憎み、そもそもこの王朝をぶっ潰すのが目的だったはずだ。

それがキルヒアイスの遺言で宇宙を手にしてくれと言ったばかりに宇宙征服が目標になってしまった。

キルヒアイスは下々の民を守るべきと言っておきながら、同じ人間である同盟の命は歯牙にもかけず、宇宙征服を望むとは見損なった。

もしキルヒアイスが平和を望んでいれば、これからの戦争は回避できたかもしれないのに残念でならない。そして姉アンネローゼもラインハルトを全く止めなかったことを忘れないぞ。

リッテンハイム軍とキルヒアイス軍との戦闘で艦砲射撃が『600万km』の距離で行われたのが驚きだ。

地球と月の15倍もの距離から撃ち合っているんだね。ビームだと光の速さになるんだっけ?星界でそんな説明があったような。

あと軍事衛星を潰すために氷を亜光速で飛ばしたが、この超速を捕捉して迎撃するとか科学力が半端ない。

帝国がラインハルトの一枚岩になろうとしている中で同盟側のまとまりの無さは万死に値する。もはや同盟には人材がいないというのに、帝国にどうやって勝つつもりなんだか。
銀河英雄伝説2 野望篇
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