終わりのクロニクル1上 感想ネタバレ

最終巻が1000ページもあるってことでその分厚さに興味キュンキュンでした。んでこラすでは5位と7位とくりゃ~読むしかない。とりあえず1上~2上の3冊をゲット。まず1冊目、エェェクセレントッ!

天才っていうかとても賢く聡明なキャラって大好きだ。この話では佐山御言であり、他の小説だと林水敦信とか。悪役希望ってのも変わっててよいね。

総会屋と言ってたしヤクザなのかとも思ったけど違くて、自らが信じる正義を貫こうとするその姿勢が悪を許さず叩き潰すと。

端から見るとそれは暴力的な正義で悪と見なす人もいるっていう少しややこしい見方だね。

今巻ではほんの少しだけ悪役をしてたけどまだまだ本領発揮にはほど遠かったと思う。

世界を救うため憎まれ役をかってでるという動機に至るのかはわからないけど、「佐山の姓は悪役を任ずる!」と宣言する様をこれからも見続けたい。

神州世界なんとかって考え方がなんとも大胆で驚かされる理論だった。日本が世界の大陸と対応しているとはなぁ。

たしかにアフリカなどは九州と形が似てるね。アメリカ大陸の北海道はちょっと苦しいが。

敵は他のギアの元住人か。仕方のないこととはいえ一度滅ぼし、今度は反抗する残党をまた滅ぼすと。

そんな敵にさえ情けというか同じ生きるものとして攻撃できないでいる新庄は甘いねぇ。

でも冒頭の2年後の新庄は出会った頃より落ち着いた印象を受けた、力を使うことを恐れないとも言ってたし頼れる存在になったんじゃないかな。

あれ?今気づいたけど2年後って、佐山が登場したのが2005年の2月頃でその年の12月25日にタイムリミットだよね。

んで冒頭の2年後に繋がるってことはとりあえずマイナス概念の何とかは回避するってことかな。軽く2年後とは言ってもかなりの時間だし新庄の成長もずっと先かぁ。

まぁそれよりも新庄運の可愛さについてだよね。

キャラクター紹介のカラーページでは「ぽえぽえ」という擬音がピッタリくるような愛らしさでしかも胸はたわわに実り、胸を強調するデザインを採用した担当者にGJと言ってあげたい。

しかも「ボク」と自らを呼称する点もかなりポイントが高い。しかし1つ気にかかるところは双子の弟の存在だね。あれを事実としてそのまま受け止めてよいのかがまだわからない。

あれは本当に弟の切なのか?運が化けてるとかない?ロボ子や魔法があるくらいだし実は運でしたという展開を期待せずにはおられない。

佐山はかなり運のことを好きになりかけてて微笑ましい。自分にないモノを相手が持っていて自然と惹かれ会うんだろう。

そういうマッタリ感もいいが佐山のセクハラな言動からももっともっと愛を感じてみたい。例えば冒頭の新庄運の後ろ姿を舐めるように見つめて、「美しい」とw

皇居前での戦闘で概念が変更されたが、「惑星は南を下とする」ってのはイメージとしてややこしかった。

地面が壁になり樹が地面になりとか一体誰がどういう位置にいるのかがわかりにくい。それに比べて「貴金属が力を持つ」とかは簡単でいいんだが。

ブレンヒルトとはこれから敵対することがほぼ確実だが黒猫とのかけあいや小鳥を救ったことからしても憎めないヤツだな。

この子はジークフリートとの禅問答で更正して仲間になるとか分かり易い展開を希望。
終わりのクロニクル1上

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