佐々木とピーちゃん・感想

アニメの1話目を見てビビッと来たので7巻目まで購入しました。原作はカクヨムですが途中で止まってて最新は単行本だけのようです。お薦め度は10段階で7です。当初の直感よりは面白くなかった。

大賢者様の転生先が文鳥で、その姿からは想像できない魔法を持って地球の能力者を圧倒するのが楽しかった。また、主人公の佐々木は魔法が使えることを組織に隠しつつ強者をあしらって行くのが爽快だった。しかし能力者バトルといえばちょっとチープな感じがして嫌なんだけど、まぁしょうがないか。

この作品の面白い成分は10割方が地球側で、異世界の方はマジでつまらない。異世界の王族・貴族・戦争とか何の魅力も無いね。商売も現地の市場を破壊して地球の洗練された工業製品を輸出するだけ。唯一の面白い要素は地球と異世界の時間の流れが違う点。ゆっくり異世界で寝てから地球に出勤出来ることだけが存在意義だな。

それに引き替え地球側は人材が豊富だね。敵か味方か微妙な上司、昨日の敵は今日の友な二人静、隠れヤンデレなお隣さんなどなど。名称も秀逸だ。魔法中年とか。マジカルピンクも何かいろいろな言い方があったような。

お隣さんがデスゲームに巻き込まれたのは、この話何個世界観を混ぜるんだと思ったけど、まぁまぁいい感じに馴染んできたか。いや、どう収拾つくんだこれ。何よりもお隣さんの安全が全く確保出来ていなくて心配だ。24時間のサポートがないと死ぬしかないんだけど。宇宙人のサポートを期待してたけど全然ダメっぽくて悲しい。むしろ宇宙人は現実世界での暗殺なら無双だろうけど、それは反則か。

お隣さんを守るためにも佐々木は魔法の特訓をしなくちゃいかん。早く上級魔法を習得してアキバやミカエルに対抗できるようになって欲しい。あと時間停止の能力者に最後通牒を突きつけたシーンはかっこよかった。佐々木、頼りにしているぞ。

あ、言い忘れてた。アクツ上司がホモってのブラフでしょ。こう言えば追求されないって透けて見える。

佐々木とピーちゃん・感想

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