佐々木とピーちゃん8~10巻・感想

前からこうだったっけと思うくらい異世界編のページが少ない。燃料の補給があるから結構頻繁に現地に行かないといけないけど、もはや補給くらいしか話がないね。いや、それでいいんだよ。この作品の異世界話はつまらないから、切る判断は正しい。変に異世界にテコ入れして挽回を狙うとかそーゆーのは要らない。

8巻は十二式が中学校に通う話だね。姫プレイでちやほやされたいようだ。案の定、同級生の女子から反感を買ってて笑う。その敵意に敏感に心が傷つく十二式には困ったもんだ。スキー合宿ではお隣ちゃんが十二式に「まわされるから男子の部屋に行くな」って忠告してたのがキュンときた。あとは、二人静がマジカルピンクを説得してたのは流石だった。狙いがなんなのかとか些末なことで、大人として迷える子供に救いの手を差し伸べたことが尊い。

9巻はVチューバ-の話だね。お隣ちゃんに収入源が出来たのは喜ばしいけど、あまりに俗っぽい話なので面白くは無い。あの神側の少年がトップVチューバ-で、お隣ちゃんとは共演NGになったのが可哀想すぎる。というかVチューバ-なのに会社ビルに集合とか必要なの?よくわからない。あの少年がライバル事務所に移籍するのか心配だ。

10巻はアメリカ観光だね。作戦を手伝ってくれと呼ばれて行ったのに、まさか100%接待旅行だとは思わなかったよ。流石はアメリカだわ。まぁそれはさておき、8・9巻目でテロ組織の作戦がことごとく失敗してたから、もうテロ組織側は異能力者とか宇宙人とか全部をバラしてしまえばいいのにと思っていたら、10巻目でそれが現実のものとなった。なんとまぁテロリストと考え方が同じとは。日本とアメリカ以外の国からすれば、宇宙人獲得レースに勝ち目は無いし、このムーブメントは止まらないのでは。

この作者は15巻前後でシリーズを終了させる傾向があるので、すでに2/3は過ぎたかもしれない。『田中』を再開させてもいいのよ。

佐々木とピーちゃん8~10巻・感想

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