暗闇にヤギを探して1 感想ネタバレ

これはいいものだ。主人公が聡明で自分の意志をしっかり持っているところに好感をもてた。

ノートを美味しいと言ってくれたことに対してお礼の気持ちを手紙に書くとか思いもよらなかった。

提出期限切れの交渉をA定食1つで引き受けるのは安すぎと思ったが、僕は何て心が狭いんだと思わされたね。友達のたっての願いに足元を見るのかと。

で、交渉の方は劣勢を巧みな話術で挽回するという合人の機転に賞賛を送りたい。

こういう頭の良い男は好きだなぁ。この時点では千歳がヤギの飼い主かとも思ったが。

書類を学校に忘れるのはいいとしてもそれを取りに行かなければならない必然性はなかったように思う。何も明日朝一で提出と約束したわけじゃなし、放課後までに書けばいいじゃない。

千歳の家に初お呼ばれで風子がご機嫌斜めになったのはかわゆい。ツンツンキャラだから素直になれないまま現在に至るってかんじか。

風子の気持ちを察しろというのはちょっと無理があるけど、合人もこと恋においては鈍感属性があるからなぁ。

千歳がノートを食べた口止め料に自らの身体を差し出すとか素晴らしい展開だね!「男の子ってこういうこと好きなんでしょう」大好きです!

この超甘い誘いを鋼鉄の自制心でもって耐えた合人は漢の対応だったと思う。でも心の中では激しく二択で葛藤してたのは笑ったw

その二択が「1. 先輩を押し倒す 2. 先輩を受け入れる」だもんなw それは当然の反応だ。恥じることはない。

合人姉の楓はなんでも恋愛に結びつける思考がおもろいね。その煽りを受けるのが風子で千歳と合人の進展に苛立つだけというのがかわいそす。

千歳の叔父の話し方に合人は反発してたがそれはどうだろうね。千歳を心配せずに自分の立場を守ろうとしてるだけと思っているようだが、それは噛みつきすぎだと感じた。

本当の狙いがどこにあろうとも叔父が千歳パパに向けた言葉は客観的な正論だったと思うし、千歳と仲が良い合人を使って現状を打破しようとするのは当然だろう。

最後はよくわからないうちに丸く収まってしまった。合人の中で結論が構築されて千歳はそれをすんなりと受け入れて終わるという、意外とあっけない幕切れだった。

まぁ問答が長々と続くよりはいいか。いやそれにしても後日談無しかYO!もう少し何かないのかYO!ってところで続巻に期待。

んー、夢が融合したり猫が導いてくれたりのちょっと不思議なストーリーがKANONを連想させるかな。ギャルゲーみたいな。

乃木坂でも似たこと言ってしまったけど同じギャルゲーみたいでもシナリオの巧さや厚みが天と地だな。
暗闇にヤギを探して1