以前ラノベの杜でおすすめの本アンケートにて1位だったのでまず1巻読んでみました。作者の人がバリバリの理系らしくこの作品もかなり理系なことになっていました。
攻殻を彷彿とさせるような電脳戦とNHKアニメ恐竜惑星に出てきた主観時間を延ばす戦闘法がこの作品でも見られました。特に主観時間のは懐かしい技術ですねぇ。
さて本編。2190年代の地球の人口が約7k万人くらいでしょうか。で、その他200億人は死んじゃいました＼(^o^)／
いやはや、酷い世界だな。あの気体のせいで太陽光発電が出来なくなってピンチってことだけど、人工物の軌道タワーを登れば雲の上に出られるってことだしタワーを量産するなどしてソーラーパネルを雲の上に設置すればよいのに。
もしくは衛星軌道あたりにソーラーパネル設置して何とかビームで電力を地上に落とすこと出来ないのか？
七瀬雪は1k万人を守るためにマザーコアとして死んでいったが、雪を知る残された人の辛さは察するに余りある。
しかしだ、1k万人を守るためなら1人の犠牲は耐えなければならないなとも思う。
これから永遠に犠牲者が増えていくんじゃなく、新しい手段が開発されるその時まで、今は堪え忍ぶべきだと。
それに軍というものがあるように、命を懸けている者は七瀬雪だけではない。
天樹錬の最後の選択には驚かされた。まさかフィアを救出しようとするとはなぁ。そりゃ愛する人が死ぬことを合理的な判断として受け入れることはできないだろう。
それでもその結果として本当に1k万人の人間が死んでしまいましたよ。錬とフィアはこの事実とどう折り合いをつけるんだろうか。
世界に残された人類は大体が普通の生活をしていると思うが、この期に及んで「普通の生活」をしていていいのだろうか。
ちゃんとマザーコアの存在を知り、人類は危機的状況にあるのだと自覚し全員で打開策を考えるべきだと思う。
柔軟性のある子供時代にはしっかりとした教育を与え、天才や科学者やそれに類する者をたくさん育てるべきだろう。
wikiを見ると「エピソード毎に主人公が変わり」とある。ってことはフィアをもう見られないのか?!錬がフィアに変なことをしないか見届けたかったのだが・・・。
続刊はいろいろと他のを読んでからになるのでいつになるかなぁ。
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