とある飛空士への追憶 感想ネタバレ

切ないなー。身分違いの恋という物語はけっこう数があると思うけど、この話もオーソドックスな展開ながらも心に残る良作だと感じた。

序盤はちょっと眠かったがシャルルが極秘任務を言い渡されたところで覚醒、上官達が無茶を言う軍令部を皮肉りながら任務を説明するあたりは面白かった。

高級ブランデーをくれた大佐なんて自分の出世のために頑張れと戯けてたけど、それでもどこか思いやりがあった。

身分からの差別で軍とは折り合いが悪そうだったが全員がそう悪い人達ではなかったね。

飛行機の中でトイレどうするのかなぁと思ってたら、やっぱりそういう話になるのかw ファナがおトイレに行きたいと言い出せなかったのが可愛らしかった。

仲良くなるにつれてまさかの逃避行が起こってくれないかと期待したけどシャルルの実直な性格がそれを許さなかったのは残念。

せめて何も減らないキスくらいはしちゃうかなと夢見てしまった。

飛行機の戦闘ってのはよくわからんけど、敵14機と渡り合ったってのが神業だな。でもひとつ納得いかないのがシエラ・カディス群島から離れるときの時間帯。

超警戒されている中で朝から出発するかねぇ。どうせなら夜闇に紛れて出発して、最終目的地に早朝に到着が最も安全だったと思うが。

仮にレーダーに補足されても夜中じゃ狙いもつかんだろうに。

ファナに最後のお別れを言うためにサンタ・クルスで踊ってみせて、ファナがさよなら、ありがとうって言う辺りには半泣きにさせられた。

シャルルは自分の生きるべき場所へと向かい、ファナもまた運命づけられた皇妃としての人生を歩むのか。

しかもファナはこの戦争を休戦させる為に尽力したというから、皇妃という立場も無駄ではなかったね。

平和になればシャルルも自由に空を飛べるし、その姿を想像してファナも頑張ったんだろうなぁ。

とある飛空士への追憶