1988年の作品で、まだ一巻目ということもあって普通のファンタジー小説だったとしか言いようがないが、特に印象的だったのは民族ごとに性格が決め打ちされていたこと。
悪をせずにはおられないグロリム側に正義の欠片でもあればと期待したいけど、作者は正義の執行者であるアメリカ人だしそれはないか。
野宿生活に嫌気がさしたポルガラが、支払いはベルガラス持ちでセレブ生活を満喫しようとしたのが面白かった。ドレスを新調してノリノリだったのにすぐに破綻して残念だったね。
ポルガラの短気さと過保護っぷりにはほとほと困ったものだが、ガリオンの無鉄砲さがそもそもの原因だからなぁ。
ってかガリオンと敵スパイの遭遇率が異常すぎる。そりゃ目の前にスパイがいれば諜報ごっこもしたくなるか。
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