「私は他の誰も愛さない」
マティルダとアラストールとの壮大なラブロマンス300ページを読み終えました。
マティルダからは清々しい愛の告白が聞けましたが、アラストールからはあまりなかったかな?
黙りをきめこむアラストールにはヴィルヘルミナ&ティアマトーから容赦ない言葉責めを!
フレイムヘイズ陣営はカール・ベルワルドの存在だけで雰囲気ぶち壊しで感情移入する気も失せました。フレイムヘイズの面汚しめ。
あの弱い千変に負けるぐらいなのだからカールは悠二と同格くらいの弱さなのだろう。間違いない。
この大戦で驚かされたのが敵側の結束力です。しかも敵だというのに悪人という感じじゃないんだよね。
大命を成し遂げるため戦い、仲間の決死の覚悟を言葉に表さないでも気遣い、仲間を想う。
そう、敵であるはずの「とむらいの鐘」には仲間という強固な結束力があった。こんなにも魅力的な敵が倒されていくのはちょっと寂しかった・・・。
敵のボス・アシズの目的がいまいちよくわからなかった。愛する人を蘇らせる禁忌の人体錬成でもするのかと思ってたら、どうも子供を作る錬成陣だった?
さすが史上最小国家錬金術師だね。いや、結局何をするつもりだったのかわからんかった。読み返すのも面倒。
仮に子供を作り出す作戦だったとして、それがなんで「とむらいの鐘」陣営の共有目標になりえたんだろう。
「壮挙」でググってみたら目的の解説が書いてあった。なーる。
ヴィルヘルミナの愛する人がメリヒムだと断言されたのは今巻が最初かな。今まではそれとなく匂わせていたぐらいだよね。ヴィルヘルミナの面食いめ!
しかしその秘めたる気持ちをメリヒムはおろかイルヤンカにも悟られていたのは微笑ましい話だw あの馬鹿デカイ竜も伊達じゃないな。けっこういいやつだし。
戦技無双と讃えられたヴィルヘルミナがなぜシャナの養育係をしていたのかがわかった。戦力的に勿体なさ過ぎて今まで不可解だった。
最愛の友との最後の約束を、シャナが誕生するまでの数百年間守り続けた「ヴィルヘルミナに、天下無双の幸運を!」
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