ある日、爆弾がおちてきて 感想ネタバレ

こラす2007で空鐘と9位にランクインしたというのに前半の駄作っぷりにはがっかりさせられた。1~3話目は本当にしょうもなくて空鐘と同位なんて失礼だ。

しかし4~7話目はこれまでが嘘のような逆転満塁本塁打で、こラす9位はこの部分の評価に違いないと確信する。

1.ある日、爆弾がおちてきて
2.おおきくなあれ
3.恋する死者の夜
4.トトカミじゃ
5.出席番号0番
6.三時間目のまどか
7.むかし、爆弾がおちてきて

5話目「出席番号0番」は超自我とかなんとかの幽霊みたいな人格が日替わりでクラス全員と入れ替わっていくって発想が面白い。

憑依してもトラブルしか起きなかったのは残念だが、憑依をダシにして月本が主人公とイチャつこうとしてたのが微笑ましかった。

6話目「三時間目のまどか」は個人的に最高だった。電話が繋がらなかった時は相手はパラレルワールドかと思ったけど時間遡行の方だったか。

まどかがもうじき事故死すると分かったとこや、タイムリミットがもう全然残ってないとこ、そして手話サークルへのお誘いが来たところはゾクゾクしっぱなしだった。

この話だけで一冊書けるんじゃないかと思えるほどの逸品。

7話目「むかし、爆弾がおちてきて」はそこそこ面白いんだが原爆みたいなものを作中に出すからちょっと引く。作者が朝鮮人か日本人かを検索して調べてしまったよ。

それはともかく、時間が停止したかのように超遅く流れるってのが斬新。60年経過してもその部分だけは0.3秒しか進んでいないのはぶっとんだ設定だね。

あとバカ孫が円柱に侵入する動機が恋とか何かしっかりしたものが無かったのが残念なところだった。
ある日、爆弾がおちてきて