ネクラ少女は黒魔法で恋をする2 感想ネタバレ

超つまらない!中盤からは読み飛ばしたくて仕方なかったけど耐えた!

神門の設定や扱い方はどう見ても涼宮ハルヒのパクリだね。インスパイアし過ぎ。他には理不尽な展開が多すぎて嫌悪感抱きまくりでした。

理不尽その一。真帆の記憶消去について。第一巻目でおそらく続刊が出ることはほとんど想定していなかっただろうし、あの時点では記憶消去はひとつの手段だったでしょう。

しかし二巻目が出るとなるとこの記憶消去は大失敗になった。

まずなにより、真帆が変わったのは真帆自身の力であり、悪魔が悪魔の力で影響を及ぼしていないこと。つまり真帆に落ち度は無かった。

さらに真帆の記憶を消去することにより、真帆に関わる人達の記憶をも消し去った。

今は亡き沙倖の遺志を受け継いで一致団結していたというのに、その努力を無きものにせんとする神の手。こんな理不尽な蛮行が許されるわけがない。

最も悪いのは作者だが、あえてアスガルズに批判の矛先を向けると、アスガルズは天使の機関だと名乗っているが「悪魔は嘘つきである」という教訓を生かすならアスガルズはまごうことなきサタンの手先であると言わざるを得ない。

理不尽その二。生徒会の演劇部潰しについて。はっきり言って演劇部潰しに正当な理由なぞ微塵もなかった。

体育館の舞台を演劇部が占領することでいったいどのような不都合があるというのか。無いでしょ。

しっかりした理由付けができなかったのは当然作者の責任だ。こんな納得のいかない展開を最後まで引きずって読ませられた読者に謝って欲しい。

他には神門が比類無きくだらない人物だとか、部長もくだらない人物だとか、永音がマジョリだとか、とにかくメインキャラに魅力が皆無な事実。

そんなもうだめだーっな中でひとり輝いているのが夏樹だ。姉を心配し、時には助言をしてくれたりボケをかましてくれたりと非常によい子です。

きっと登場する小説を間違えたに違いありません。夏樹だけはこのくだらない小説と一蓮托生してほしくないです。しかし現実は厳しいな。

4巻まですでに買ってあるけどもう読むの止め。こんなにお粗末な小説だとは残念です。2巻で軌道修正は可能だったのにそれをしなかった作者には猛省してもらいたいです。
ネクラ少女は黒魔法で恋をする2

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