これまでとは変わって短編集っぽい編成だね。魅力に欠ける登場人物に話を肉付けして少しは読めるものになるかなと期待したけど、やっぱりダメっぽい。
真帆はいいとしても一之瀬のアピールが足りない。4巻目になっても唯のハンサムボーイでしかなく、それだけじゃどうやってももの足りない。
このラノベ唯一の良心である夏樹が姉妹喧嘩とな。高校受験等を控えた中学生だし情緒不安定になることもあるでしょう。
でも喧嘩状態をずっと続けるのって結構難しいんじゃ?
そのことよりマザーテレサがどうのこうのの「愛の反対は憎しみではなく、無関心」ってのが気になった。まぁそういう場合もあるだろうけど、基本的には愛の反対は憎しみだと思うよ。
夏樹が伊丹書店に辿り着く天文学的確率はこの際置いておいて、姉曰く「年長者を敬わない、恩知らずで世間知らずの妹」発言に対して「悪口ですね完全に」ってやりとりが面白かった。
夏樹ちょっと落ち着けw 余裕のない妹に真帆が助けようとしているのはなんとも微笑ましいですが、その手段が!言葉でどうこうじゃなく黒魔術で何とかしようとするあたりは、真帆が真帆たる所以でしょうかねぇ。
気合入れて夏樹が彼氏に不満を絶叫するあたりは青春ストライクな展開で好感が持てた。感情を爆発させる夏樹かわゆすw サブキャラでは夏樹が一番キャラ立ってていいね~。
雛浦編。
暴力的な痴漢を捕まえようと自警団結成するとかすごい展開w 百歩譲って結成したとしてもだ、女だらけの自警団なんてマジありえん。
痴漢にボーナスステージをあげるようなもんだな。大河内にこんな酷い行いを強いるなんて作者は鬼畜。
警察官が犯人だったという奇をてらった演出についてはちょっと評価が難しい。まぁありえないとは言わないが・・・。
でも銃を持ち出して来るというのは犯人がわかっていた状況では予想して当然だったな。雛浦が一度ならず二度までも油断したのには呆れるしかない。
そういや雛浦が当初から言っていたように、自警団結成なんてものは危険極まりなかった。その点の判断はよし。
真帆はそのとき・・・、警察に電話していたというオチにはちょっとがっかりだった。
どうせならゴブリン召喚しろとw 真帆が「ゴブリン!銃からの私の盾になりなさい!」とか言って欲しかった。
湊山編。
異性がこっちを見ているだけで、「おっ気があるなあいつ」って思うのは男からしてみればフツーだよねー?
しかしよりによって弓ヶ浜か。まぁ思いを寄せてくれて可愛ければ誰でもいいか。しかし見栄を張ったのか、告白されたと言い切っていたのはただただ痛かった。
合宿編。
永音が持ってきてくれた水着を真帆着ろよ!ビ・キ・ニ!ビ・キ・ニ!どうせならホントにスク水持ってくるの忘れてたらよかったのに。このラノベにはお色気成分がちょっと足らんね。
熊出現でゴブリンがついに登場。ネズミなのに熊に挑めとか無茶をおっしゃるw
なにかスキルはないんかな?召喚獣だし何かあっても不思議じゃないんだけど、今のゴブリンのままじゃ近いうちに死ぬぞw
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