空ノ鐘の響く惑星で12 感想ネタバレ

フェリオ・リセリナ・ウルクを筆頭に多くの人達に幸せが訪れてくれて安堵した。

やはり王族故に妃は二人とも迎えたんだねw ウルクが第一夫人というのは婚前の地位からして譲れないだろうな。

しかし残念なのはこの結婚式を克明に知ることが出来なかったこと。

二人のウェディングドレス姿を見てみたいし、二人共が妃になることについてお互いに何か言って欲しいし、あれやこれやと後日談をもっと聞きたかったなー。

ともかく、ご結婚おめでとう!

さぁ本編。
ツンツンのイリスに振られたエンジュへパンプキンが助言してるのがなんか微笑ましかった。自分で野次馬根性とか言っちゃうのもいいよね。

パンプキンは皆を死力を尽くして守ってくれるしそれでいて優しさも兼ね備えてて、エピソードが積み重なってその人となりを知っていきとても好きになれた。

悪役だったイリスはあまり好きにはなれなかったけど、エンジュがイリスを女に変えてからは丸く可愛くなってしまってそのギャップがまたいい。

最後はもう死んだかとも思ってたし生き延びていてくれて本当によかった。願うは、三人へ天下無敵の幸運を!

ユーディエの治療が成功したのは喜ばしいことではあるけど、まさかカトルが亡くなってしまうだなんて。

まぁユーディエにカトルの死を悲しませるのも辛いしその場を離れるのは仕方ないのかな。

カトルは当初は記憶を失い感情も無くし声まで無いという悲惨な状況だったけど、ユーディエに会ってからは感情を取り戻し最期には全てを取り戻した。

あんな最期でもカトルにとっては思い残すことなく逝けたのかもしれないね。

議会でのジラーハ代表の話し合いは息詰まる攻防があってハラハラさせられた。攻めはウルク、劣勢の時にはフェリオが頑張ってたな。

フェリオの切り返しの鋭さには目を見張るものがあったが、ウルクの打たれ弱さには政治家としては不安な一面も露呈してた。カシナートならフェリオの力に頼ることなく切り抜けていただろう。

バロッサ将軍の猛攻には部下二百名が殺された激しい怒りが伴っていたね。以前将軍は「戦はほどほどにして、相手に恨まれない程度がよい」と言っていたけど、つまりはこういうことか。

シズヤ達はあまりに殺り過ぎた。ホント殺しておかなきゃいけないのに殺しきれないのは歯がゆいねぇ。落ちろぉ!!!

シルヴァーナはもう少し恥じらいを覚えて欲しいw 飄々としすぎだ。求婚されても尚涼しい顔だなんて動じないにも程がある。

で、ハーミットはよくぞ言った。観客がいっぱいいた中で求婚するとは見上げたガッツだ。

フェリオとリセリナが帰還しなかった悲しみは想像に難くない。半年だよ半年。もうとっくに諦めるしかない年月だな。

それでもウルクは諦めずに祈り続けて、その願いがかなって本当によかった。また他の皆が嬉し泣く姿も見てみたかったな。

っほい、本編全12巻もこれでおしまい。前評判に違わぬ逸品でした。読んで良かった。

物語の根本をなす御柱やシャジールの民の設定などは結構どうでもいいような感じで読み進め、そんなことよりも僕は登場人物が何を思い何を成したのかというところに興味が行った。

一人ひとりのエピソードがしっかり描かれていてキャラクターにとても魅力を感じられて楽しめた。

このシリーズも残るは来月の外伝だけだね。楽しみだなぁ。
空ノ鐘の響く惑星で12