空ノ鐘の響く惑星で11 感想ネタバレ

物語的にはあまり進展は無かったような気がするが、イリスの変わりようにはニヤついてしまうなw エンジュと二人きりになろうとするとかなんて可愛いらしいことをw

さらに対エンジュ決戦兵器用に紅い口紅までしちゃうとは、もう復讐なんてやめて二人で幸せ掴んじゃいなYO!

カトルがユーディエの盲目を治せる可能性を知った姿にはゾクゾクするものがあった。思考とは裏腹に深層心理ではその可能性に驚き希望に賭けたいのだろう。

ここらへんのカトルの描写は逸品だったと思う。声を失ったカトルもユーディエの目がもし治ったらその喜びと一緒に思わず声が出てしまうかもしれないね。そうあってほしい。

シュナイクの「どうせ命を懸けざるを得ないなら、今のうちに、戦乱を避けるために懸けておきたいんだ」って考え方には感銘を受けた。

そんな尊い真理に辿り着くとは子供の容姿でいてシュナイクという人物の大きさを知った。

その反面、子供ながら女性に対しては甘い口説き文句が出るなど、いろいろな意味で侮れん人物だなw

議会が占拠されてのダルグレイとラドゥーカの世間話は面白かった。特に「あなたの好きな手料理は、我々の犠牲の上に成り立っていることを忘れないでください」とかw

緊張感無いなw そんな他愛もない話ができるなんてこの人等やっぱ神経図太いわ。

ウルクを殺すかどうかでジェラルドがシミュレートした展開の1つは予想だにしないものだった。ウルクを暗殺した行為をジラーハが赦す展開なんて・・・。

たしかに赦されたラトロアとしてはジラーハへ向けていた剣を退かざるを得ないかもしれん。

国賓を殺されてそれを赦すというのはアルセイフの時と似たような展開ながら、この場面でまたそのようなことが起こりえるとは思いつきもしなかった。政治家の発想というのは恐ろしいな。

シルヴァーナの裸身には絶句。ここまでハーミットに心を許していたとはw シルヴァーナがわざと隙を見せているのも今後の展開に期待せずにはいられませんなw

でもまぁ、ここはハーミットから迫っていって欲しいところですが。

エルシオン・エアルの日記を読んでリセリナが少し元気になってホッとした。

あのまま死ぬ気で戦ってたらそうなっていたかもしれないし、日記読んだからこそ生きる気力が沸いて全滅という事態は避けられたんだろう。

リセリナには本当に幸せになって貰いたい。あとアンジェリカにも「名無し」という仮面を捨てて幸せを掴んで欲しいけど、彼女には理念があるから違う生き方は無理かなぁ。

研究所への突入の件は露骨な罠で騙されるなよと思うな。普段の彼等なら騙されないだろうが、ここは作者の神の見えざる手が介入しちゃったな。

しかしこの期に及んでもラトロアのスペシャリストチームは無傷とか、ヤバイにもほどがある。

仮に平和が訪れたとしても暗部1人で城を落とすとか言われてるし、どうしてもこいつ等は殺しておく必要がある。

潜伏所にいたシアは秘密警察に保護されただろうなぁ。ユーディエの治療まであと少しだ。

ラトロアとのことがこうも水面下だけで運ぶとは当初思いもしなかった。タートム同様に戦端が開くものだと。

不穏な影はまだまだ元気すぎてこの先不安だけど、まさかの政治の力で、話し合いで纏まるのかもしれない。次巻で最終回、いざいざ読み進めよう。外伝はたしか2007/07/10に発売だ!
空ノ鐘の響く惑星で11