乃木坂春香の秘密1 感想ネタバレ

面白いと思える箇所もあるにはあるが、基本的につまらないストーリーだった。なんかギャルゲーみたいなんだよなw しかもヒネリ無しのベタベタ。

ベタだし安心感もあるわけだが展開で魅せないとなぁ。あと主人公の綾瀬裕人が涼宮ハルヒのキョンのような語り口調なのもちょいと気になった。

自分のセリフをカギ括弧無しで普通の文章で済ませることがあったね。まぁ表紙買いしたら所詮こんなもんかな。

第1話の1ページ目、本としては18ページにあたるところにいきなり脱字を発見するとがっかりする。「絶対にブルマの方(が)いい」。154ページの「生まれて初め(て)の経験だな」。319ページの「何があったの(か)知らないけど」。中盤や後半で誤字脱字は仕方ないとしても、初っ端は許し難い。

さて、体育時にブルマか半ズボンのどちらがより優れているのかの議論だな。そりゃブルマでしょう。聞くまでもない。

裕人はどっちでもいいと投げやりに答えてたが場の空気を読めよ。ってか半ズボンって見たことないんだけど、あれって体育座りしたら隙間からパンツ見えたりしないの?

朝倉涼子じゃなくて朝倉信長の趣味って乃木坂春香とかなり似通ってそうだし実は信長の方が裕人より春香と相性が良いんじゃないかと思ってしまう。

まぁ趣味が同じだからってのは早計だけどね。趣味が周りにバレる可能性もあるが信長と友達になっておけば春香も充実した趣味ライフが送れるんじゃないかな。

突然の持ち物検査の展開は面白かった。裕人が強引にも春香の机から危険物を奪取し難を逃れるという行動力は賞賛に値する。

上代由加里せんせいにはバレてたのに見逃してくれたってのもよいね。今どきの高校生なら持ち物検査でひっかかるの多そうだなぁ。

例の本を図書館に侵入して返却する件で、PCの記録ログ時間まで気にするとはちょっと真に迫った懸念だったね。

あれはPCの時間をいじればなんとかなったかもしれないが、もしスタンドアローンじゃなかったらどうしようもないな。

春香が裕人初訪問でいきなりキスを迫るだなんてちょっと意外だった。そこまで気持ちが高まっていたようには見えなかったしなぁ。ホントいきなりな展開だったよ。

まぁそれはいいとして、桜坂葉月が絶妙のタイミングで妨害に入ったのはお約束だけどよいね。キス寸前で介入するとは意図的だなw

アニメや漫画やフィギュアの一般的オタク像に向けられる偏見をかなり大袈裟に増量してた気がするが、あれは作者の個人的な被害妄想がああ書かせたのかな。

因縁のイノセント・スマイルを春香に渡していたのは実は子供の頃の裕人だったというオチ。そんなオチが必要だったのかと小一時間問いつめたい。

春香とはさっさと彼氏彼女の関係になっていろいろと寸止めでいいのでごにょごにょです。

4巻まですでに買ってあるので、しょうがなくダラダラと読むとしてもあと少しで電撃文庫の三連星「灼眼のシャナ・狼と香辛料・とらドラ」が出るんだよね。

どれから読むのか悩ましいところだが、ここは素直に話が気になる順で行こう。とら狼シャナの順番だ。
乃木坂春香の秘密1

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