とある飛空士への恋歌4 感想ネタバレ

今になってようやくカルエルの母の言葉が心に届いたようだ。

母の仇を許すという難しいものだったが、まずアルバス一家からカルエルが許されていた事実は大きかった。アルバス父は人格者だったんだな。

そしてアリエルとイグナシオの叱咤激励のおかげで闇が晴れてくれた。今の悟りを開いたカルエルなら、アリエルがイグナシオに嫁いでも祝福してくれそうだ。

通行人ことノリアキを侮っていたようだ。何の覚悟も持たない奴だと認識していたが、戦死した仲間への贖罪から死地へ志願する勇気、見事だった。

ベンジャミンは重症を負いながらも一歩も引かずに敵戦艦撃滅に最も貢献した。イスラの民は彼らの勇姿をいつまでも忘れないだろう。

クレアが風の力を使えなくなったのはその力を憎んだからかな。でも、母を殺されたカルエルの許しが下ったことで心の楔が取れ、風の声が再び聞こえるようになったのかも。

んで空族の書簡か。クレアを差し出せば見逃してやるとな。

見逃してやるだなんて嘘に決まっているのに、四人議会もそんなことわかっているだろうに、何か秘策でもあるのか。
とある飛空士への恋歌4
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