んー、作者の代表作である空鐘が好きだからこの本も読んでいるんだけど、これは駄作になりそうじゃないか?キャラクターにあんまり魅力を感じないなぁ。
それに王家がからんできてどことなく空鐘とダブって見えなくもない。
魔道具で勝敗が決まるというのが戦闘をつまらなくさせている気がする。
まぁそれ言っちゃぁ根本を否定したに等しいが、格闘技を極めたホークアイの刹那に魅せた肉弾戦は魔道具でゲームプレイしている他者より格段に光ってた。
学者肌のホークアイだしかなりギャップがあり過ぎるのが難だが。
イリアードが最後まんまと連れ出されたのはどういうご都合か。セロの極秘事項がバレてしまったし敵を絶対に、必ず殺すと書いて『必殺』すべきだったのにアルカイン何してんの?
せめて一人くらいは殺っておくべきだけど、どうせ誰も殺れてないんでしょ。最大戦力が集まりも集まって情けないったらない。
セロが魔族と敵対する理由で確固とした物が無いなかで、徐々に怒りを熟成させ自分が何を成すべきなのかに気づく流れはこの巻で上手く描かれていたように思う。
あとはセロの能力の顕現がもっとかっこよく描かれたらなと。
竜骨の話は本編とほとんど関係なかったのが残念。ドラゴンの復活でもあるのかと期待してたのに。
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