「大ウソ吐きのお兄さん」って言葉が気になって5分ほど考え込んでしまった。
京介の嘘は妹を異性として愛しているって部分だし、でもメールの文面では特に誤解が解けたようには読めなかった。
そこでなぜ大嘘つきと言い切ってるんだろうと不可解だったんだけど、同じ文面でも少し見方を変えると別の意味にも取れるね。
たしかに京介は嘘をつき、その嘘とはシスコンのことであり、嘘をついた理由は強引にでも桐乃と仲直りさせる為だったとあやせは見破ったっぽい。
桐乃に手を出すなと念押ししたのは、おそらく桐乃がブラコンだとあやせは気づいて、桐乃から兄に迫って誘惑されても手を出すなって意味なんだろう。
まぁ、そう考えても「あなたの魔の手から桐乃を救い出す」って一文は辻褄があっているのか自信がないが。
さて、今巻もタフな展開になったねぇ。
オタクと一般人との対決は読んでて楽しいものじゃなかったけど、結果的に桐乃の表の親友が秘密を共有してくれることになって、とりあえずは既定路線の難題がさっさと片付いてよかったよ。
仲違いした件では、沙織と黒猫に知らせなかったという京介の配慮はいいね。
せっかくの楽しいイベントが失敗したと知ったらどれだけ悲しむだろうということに思いが至った京介には感心させられた。
あと、前巻の一般人代表の父が今回はオタク側のスーパーアドバイザーとして立ち回ってくれたのは意外な展開だったし面白かった。
桐乃の話はそれくらいにして麻奈美の話をしよう。好きとか似合ってるって言葉にやたらと反応するのが可愛らしいやね。
京介にどう思われているのか気になって仕方がないのは恋する乙女だし当然だが、しかし京介の方ときたら麻奈美の好意に超鈍感で腹が立ってくるレベルだな。
別に気づかない設定にしなくてもいいと思うけどね。ただ告白させなきゃいいんでしょ。とはいえ、もっとイチャついて欲しいが。
今後の展開としては京介の部屋に麻奈美を招待して、ノートPCの妹ゲーを見られて一波乱かな。
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