迷い猫オーバーラン!2 拾わせてあげてもいいわよ!? 感想ネタバレ

またもや最後の方で上手いこと纏められてて何とも不満を表明しにくい雰囲気だが、あえて言うならこの作品には個性がない。余所の作品から人気の要素をコピって纏めただけでは個性とはいわない。

それと舞台が経営難の洋菓子店というのが全ての足かせになっている気がする。何かイベントを起こそうにも常に店のことに気を遣わねばならず、しかも店主は放浪癖ときたもんだ。

これじゃぁ巧達が店に縛り付けられてろくなイベントが起きないという悪循環に陥る。

冒頭の文乃が、もし巧が赤点取ったら夏休みに一緒にいられなくなるでしょって言ったときには、ようやく一般的なツンデレ路線にしたのかと思いきや、その後は前巻同様の「嘘」という言い回しに戻ってて残念だった。

あまのじゃくよりもツンデレの方が受け入れやすいが、でも水着コンテストの衣装を巡って、どうせガードが固いものを着るんだろうと煽り、あまのじゃくをけしかけたのは良い展開だった。

夏帆が千世の学校に来て、千世が何を悩んでいるのかを聞いてきたときにピーンときた。これは遠回しに千世をイジメる作戦に違いないと。

つまり巧達と千世を破局させ、千世の友は夏帆だけだと思いこませ、しかし夏帆は見えないところで巧達と仲良くするという、千世除け者大作戦。もう絶対そうだと思ってたのに・・・。
迷い猫オーバーラン!2 拾わせてあげてもいいわよ!?

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